大型カサゴ交じりで数釣りが楽しめる厳寒期に入った。1月19日(小潮)、愛知県・南知多町師崎のすずえい丸で出船した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)
特大サイズのダブルヒットも
「鬼頭さん、写真撮影ですよ!」と剛君が呼ぶので見ると、特大をダブルゲットしている。このポイントは口を使う魚がたくさんいるようだ。その感触通り、丸山出しより短い間隔でアタリがあって楽しい。
私は自作仕掛けのためハリスが縮れたり、根掛かりで切れたりするとすぐに新品の枝に交換できる。それが奏功してスコアを重ね、午前11時前にはダブルツ抜けに届いた。
トリプルヒットで目標達成
午前11時45分、ガガンと大きなアタリで穂先が入った。アワせずに追い食いさせると、グググーンとさらに強く引き込まれた。かなりの重量感だ。
25cm前後の特大カサゴのダブルを期待したが、上がったのはそれを上回る特大の3重連! これでキープサイズが30匹となり目標を達成した。
あとは残り1時間強で10匹釣って40匹に乗せたいが、仕掛けの上げ下げに時間がかかるし、ちょっと厳しいかなぁ。
下げ潮が強くイトが斜め後方に入るポイントでは、オモリの横引き(ミヨシ方向へオモリをゆっくり引きずる)をしたり、潮が動かないポイントではハワセを大きくしたりと、いろいろと工夫してカサゴを拾った。
良型中心の釣りに満足
午後0時45分、最後に1匹釣って有終の美を狙ったが力およばず、35匹で終了時間の午後1時を迎えた。40匹到達は甘くなかったが、良型中心の大釣りに大満足。25~27cmの特大1割、23cm前後の良型4割、20cm強4割、20cm弱が1割だった。
少年アングラーは23匹、剛君は21匹とダブルツ抜けを達成した。後半戦に生じた結心君と私の差を考えると、仕掛けと釣り座だと思う。
手作り仕掛けは手間が掛かる分だけ質は高いし、ハリス交換も容易だ。釣り座に関しては、今日はミヨシが良かったのだろう。
最終釣果
キープした釣果はカサゴ17~27cm35匹。船長いわく「今年はカサゴの魚影が濃い。師崎前でもよく釣れる」とのことだ。すずえい丸の冬場の操業はカサゴとコウイカを並行しており、小潮、長潮、若潮の緩い潮回りはカサゴが優先となる。
天気とよく相談し、伊良湖沖に出られる波の穏やかな日を選んで釣行すると、大型交じりの好釣果に恵まれる可能性が高くなる。さらにその日が小潮、長潮、若潮の緩い潮回りなら最高だ。防寒対策をしっかりして楽しんできてほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>
すずえい丸