1月21日(日)、朝マヅメの西川名港での釣行は激しい雨で全身ビショ濡れ。着替えて車中で暖を取っていると、小雨になってきた。そこで、今度はクロダイ狙いで新たな釣り場を求めて移動する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)
フカセ釣りでクロダイ狙い
海上は北風が強いので、南房・富浦の西浜堤防なら、風が大房岬で遮られ、かつ釣果も期待できそう。3本ある堤防の真ん中は足場がよく広いので向かう。潮に濁りが入っていてクロダイ狙いは期待できそうだ。
用意したまきエサは、オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワームギスペシャルとナンバー湾チヌⅡを混ぜ合わせて作成。
砂地に沈み根が所どころ入っていて、その周辺は比較的水深がある。堤防際にまきエサを撒いて様子をみると、エサ取りの姿は見えない。そこで、ウキ周辺にまきエサを打って続ける。
辛抱強く狙っていくが、状況に変化はない。潮はいい感じに流れているので、まきエサが効いてくれば本命が現れると信じて黙々と仕掛けを打ち返していく。
しかし、時間だけが経過。多少のフグがいるだけで、エサはほとんど残ったまま。
50.5cm頭に4尾手中
やがて、潮が動き始めると、ウキがどんどん流れていく。しばらくして、スルスルと消し込んだので、アワせると32cmクロダイ。やっと釣れた本命にホッとする。
すぐに竿がグイッと曲がり、重量感ある引き込みに良型を確信。何度も沖に向かって走り出そうとする魚を止めて、距離を近づけると海中から良型クロダイの姿が確認できた。仕掛けが細いので足元に寄せてからも何度も疾走するのを耐えてタモに誘導。検量すると45cm。
少しすると潮の動きが緩む。我慢して遠投や沈み根周囲を丹念に攻めていると、三度ウキがユラユラと消えていった。ひと呼吸おいてから大きくアワせる。掛かった魚は、スピードはないが、明らかに先ほどの魚とは異なる重量感。慎重なやりとりで何度もミチイトが出される。
やがて、大きな波紋を上げながら良型が姿を現した。時間をかけて十分弱ったところで無事タモ入れ成功。体高のある48cmににんまり。
さらにこのあと、精悍な顔つきの50.5cmを追加。10時を過ぎるとだんだんと雨が激しさを増してきて納竿した。
<週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
西浜突堤