「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?

「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?

ライトゲームをしていると、魚がたくさんいるにも関わらず、なぜか釣れないことがある。見えアジ、見えメバルとか。見えメバルはまあ、あんまりないかな……。それにしてもショートバイトが立て続いて、釣れるのは少ない。そのような「居るのに釣れない低活性のアジ・メバル」はどのように攻略するか?筆者が実践している方法をお伝えしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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魚は居るのに釣れない

確実に魚が入っているのに、うまく釣れない。こんな状況は、ライトゲームではとみにあることだが、シーバスなんかでも「あるある」だ。シーバスは特に食うのがヘタな魚なので思うように掛からない。バチ抜けシーズンは特にアタリが多いだけ、フラストレーションだ。

「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?必ず打開できる「居るのに低活性」(提供:TSURINEWSライター井上海生)

普通に見れば低活性状態なのだろうが、魚の数は間違いなく多い……。見えアジを例にとれば、「なんでこんなに釣れないんだ」とあり得ない損をさせられているような気分にさえなる。

筆者の私見として、これは、見えている魚や、見えている数=高活性という印象に振り回されるために、不当に釣れないような思いをさせられているのだと思う。魚のストックが多いのに低活性のときには、いつも通りの低活性時の釣り方でいくしかない。

まずはレンジ確認

アジングではいつ何時もレンジの確認が必要で、たくさん見えアジがいるからといって、表層で単純に釣れるわけでは絶対にない。というか見えアジが表層で釣れることはほとんどない。沖の表層に投げてもダメだ。見えアジはストックが多い証にはなるが、だからといって高活性とも限らず、表層のレンジではまず釣れない、とまで言ってもいい。

0カウントという考えはすぐに捨て、いつものように0.8gのベーシックなヘッドウェイトで5カウント10カウント15カウントと沈めていく。そして、アタリの出方を見る。それでハッキリと出てしまえば、なんのことはない、普通に食い気のアジだ。問題なのは、ぼそぼそとアタる、「居るのに低活性時」……。

アタリの出方からフィードバック

「居るのに低活性」は、しかし、よくよく手を尽くせばそこまでアジの口まで持っていくのはそこまで難しくない。レンジを突き止めれば、小さいサイズのヘッドと、小さいワームを使ってやるだけだ。ヘッドは、なるべく軽くする方がいい。ショートシャンクのヘッド、そして1.3inch前後のワーム。そして、「ノーアワセ」でいく。低活性のアジをアワセにかかると、アワセミスするたびに群れがイト鳴りでスレていくので注意しよう。ノセで釣る。

「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?「居るのに低活性」はフィネスを突き詰めて釣る(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メバルはどうするか?メバルに関しては、まず表層打ちを徹底する。0.6gで打って食いきらないなら、0.2gにする。ワームもなるべく小さくする。そして最終手段として、豆々アジ用のヘッドを持ってくる。私はよく「小豆ちゃん」というヘッドを使っているが、これで掛けきれない低活性のメバルはいないと思う。

「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?とことん低活性メバルには極小ヘッドを使う(提供:TSURINEWSライター井上海生)

冬の「居るのに低活性の原因」は?

魚が低活性になる理由は多々あるが、冬の「居るのに低活性」の原因は2つ考えられる。1つは、そもそも寒いと魚の活性は下がる。そしてもう1つは、マヅメにすでに捕食した後で、別にもうお腹が減っていない、というものだ。特にアジの活性は、マヅメ後にはとことん下がる。

「魚は居るのに釣れない」そんなアジ・メバルの攻略法 原因は満腹だから?小さいワームならまだ食う(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ただ、アジは回遊のためにむちゃくちゃエネルギーを使うので、少しでも腹が減っておけばなるべくたくさん食おうとする。そこでワームを小さく調整してやると、うまいこと食わせられるかもしれないというわけだ。

群れが入れ替わることもある

アジもメバルも基本的には群れで動くため、「居るのに低活性」がずっと続いていても、突然バタバタと食いが立つことがある。それは、群れが入れ替わったサインだ。

辛抱強くやっていると食い気の群れが入っている可能性もあるので、ひとまずアジ・メバルが溜まっているポイントを見つけたら、粘るのもひとつの方法だ。

<井上海生/TSURINEWSライター>