釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】

先日釣具店で買い物をしたところ、おまけというか立派なプレゼントみたいに、釣りメーカーのカレンダーをもらった。魚拓入りで、格好いい。まだ新品状態でクルリンとしたカレンダーをめくってみると、各月に折々の釣り物が載っている。自分の守備範囲外の魚など、面白いものだ。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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お役立ち その他

釣具店などでもらえる魚拓カレンダー

私がもらったのは、S社のカレンダー。他の釣りメーカーのものも比べたのだが、フィーリングでこれにした。何せリールはS社が好き!ということもある。格好いい。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】S社カレンダー(提供:TSURINEWSライター井上海生)

他にはD社、ハリやエサ釣りで有名なG社などがある。自分の釣りのスタイルや好きなメーカーで選べてしまうので、釣具店からのチラシやお知らせがあったら見にいきたい。歳末はよく配っている。今回は3000円以上の購入のおまけでもらえた。実はそれくらいワームを買い足したかったので、ちょうど良かった。

では、お楽しみの、中身の開封といこう。

自分の釣り物チェック

まずはライトゲームアングラーの、自分の釣り物からチェック。アジ、メバル。しかしアジの魚拓がない。メバルはこんなもんだ。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】3月はメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ほーん。メバルは3月ですか。実際3月ってどうなんだろう?オカッパリアングラーの私は2月~4月は寒さのためにストップ・フィッシングだと思っている。メバルは5月スタートだ。だからいささか「春告魚」というにしても早い気がするが……。

そういえば昔、ダウンタウンのまっちゃんが、「みんな3月になると、『もう3月やのに寒いね』って言ってるでしょ……」と例によって不平たらしく呟いていた。「3月は寒いから!」とのこと。「なんでそれを忘れてしまうん!?」本当にその通りである。3月は寒い。メバルはちょっと……釣れないんじゃない?

その他守備範囲外の釣り物を見るのも面白い

なんということだろうか。自分の守備範囲の魚は、この他に太刀魚しかいない。11月のカレンダーに魚拓がある。そんなもんか。私の釣り場では、8月の魚なのだけれど。こういう地域ごとの考え方や、一般性との乖離があるのも興味深いもんだな。

でもでも、もっと楽しいのは、自分の守備範囲外の魚だ。2月なんて最高ですよ。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】2月アマゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ほら、アマゴときました。へえ、「雨子」と書くんだ。私は渓流の魚の模様がめっちゃ好きなのだ。管釣り、ネイティブトラウト、やってみたいな。アユイング、やってみたいな。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】3月アユ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そうなのだ。当たり前のことだが、人ひとりが釣ることのできる魚種は、各シーズンにまあ最大2魚種みたいなもの。それで季節の釣り物のすべてをカバーできるはずがない。魚釣りの幅広さをカレンダーに思い知らされる。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】4月ヘラブナ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ヘラブナも良いシルエットだ。以前、とある釣り番組を毎回録画して見ていて、ヘラブナの回で、「ああ良いヘラだあ……」と専門アングラーが恍惚の声を漏らしていて、それが妙に耳に残っている。残念ながら、その釣り番組は放送終了してしまった。実は死んだ父が気に入って見ていた番組なので、今更ながら寂しい気がする。

釣り番組を見ているとわかるが、釣りというのは季節ごとの繰り返しだ。反復する。ずっと反復する。とうに変化のない人生に飽いているような私でも、意外に反復というのは落ち着きそのものみたいで、釣り番組を見ていると単調な反復だっていいな、と思ってしまう。反復を生きることが人生の様式みたいなものだ。

潮回りなどお役立ち情報も

ところでこのカレンダー、日付の部分もチェックしてみると、潮回りまで載っていたりする。こんなのも楽しませてくれるものです。

釣具メーカーの魚拓カレンダーを見て【1年間に釣れる魚をチェックしてみた】1月の魚は真鯛(提供:TSURINEWSライター井上海生)

めくって捨ててしまうのがもったいないくらいのクオリティだ。まあ来年ももらえると思うのだけれど。それだって良い意味の反復といえるだろう。2024年も良い釣りができますように。

<井上海生/TSURINEWSライター>