釣りに行くと汁物が無性に食べたくなります。それは釣りがアウトドアスポーツであり魚を釣っている間中、気温の変化や雨風にさらされるからなのかもしれません。汁物と言えばなんといっても「ラーメン」。ラーメンと言えば山形県。山形県は日本海に面しており庄内地方の海岸は良好な釣り場が広がる地域です。そこでラーメン好きでもある私は遠征先に山形県をよく選んでいます。そこで今回は印象に残っている釣行時にお勧めしたいラーメン3選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
琴平荘のラーメン
琴平荘(こんぴらそう)は言わずと知れた山形ラーメンの名店です。
しかしこのお店は実は旅館であり、6月から9月末までの期間は本業の旅館業務が忙しいためラーメン屋としては営業しないという一風変わったお店でもあります。
私が訪れたのは10月、12時過ぎに到着すると順番のチケットを受け取り待つことに。チケットの番号は100番台、1時間以上待たされそうです。
そうなんです。ここは釣りの途中や後でちゃちゃっと食べるといったことができないので、自分の順番が来るまでの待ち時間に釣りをするのです。
幸いに周辺は絶好の釣りポイント。この日は数匹の根魚をキャッチすることができ、良い気分で伝説のラーメンをいただくことができました。
自家製ちじれ麺にあごだしスープは絶品です。奇をてらった大げさな味ではなく、むしろ懐かしいラーメンがとても印象に残り、良い思い出になりました。
龍上海 鶴岡店の辛味噌ラーメン
龍上海の本店は山形県南陽市にあります。鶴岡店はその支店となりますが地域の人に愛され行列ができるお店です。
このお店は釣りの途中の昼食タイムで訪れました。人気は辛味噌ラーメンです。味はニンニクでパンチの効いた味噌ラーメンで辛味噌がトッピングされています。それを溶かしながら味変を楽しんでいくというラーメンです。
スタミナバッチリで午後の釣りのためのパワーを蓄積できるようなラーメンでした。この味が恋しくなりその後も何度か訪れています。
鶴岡スエヒロ食堂の鶏中華そば
鶏中華そばは中華麺をそばつゆで食べる山形県の名物です。そばつゆに中華麺?と思う方も多いと思います。しかし実際に食べてみると、まさに目から鱗!
確かにそばつゆに麺だけでは味がピンボケしてしまうのでしょうが、それに油分の少ない天かすが加わったことでまろやかさが加わります。親鶏と思われる硬めの鶏チャーシューとメンマが食感もアクセントとなり、なんとも言えない優しく柔らかで豊かな味わいになっているのです。
このお店に10月の下旬夜釣りの終了後に訪れました。夜釣りの後でかなり寒く体は冷え切っていました。そんな時に食べた鶏中華そば…。最高に美味しかったです。これからも釣り後の冷え切った体の時には絶対これ!と思ったほどでした。
釣り+グルメ=思い出倍増!
遠征等で釣りのポイントをネットやマップで探す方は多いと思います。それに加えて、地域の美味しい食べ物なども検索してみると実は意外にたくさんあるものです。
釣果に加えて美味しいものが加われば、釣りの思い出が一層色濃いものになること請け合い。
釣り+地元の美味しいグルメ、是非行ってみてください。それではまた。
<アングラー「K」/TSURINEWSライター>