今年はどうしたことだろう。キスやハゼは姿を見せず、手のひら級のカレイも釣れていない。暑い夏が続いたせいか、海水温は平年に比べて高めだ。それでも諦めずカレイを狙って釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)
りんくう常滑釣り護岸で投げ釣り
ファミリー向けの釣り場として人気の高い愛知県のりんくう常滑釣り護岸は、晩秋の釣りシーズン真っただなか。例年ならキスやハゼが釣れ、大物のカレイやマゴチが姿を見せ、サビキで良型アジが釣れる時期だ。
長澤さんから連絡をもらい11月26日に釣行した。旧暦10月14日の大潮。満潮は午前5時10分、干潮は10時58分。メンバーは長澤崇史さん(パパ)に息子の怜央くんと娘の未来さんファミリー。
私のタックルは、サオ:シマノスピンパワー385EX+、リール:シマノフリーゲンTD(ドラグ機構)、ミチイト:ゴーセン砂紋1.5号にチカライト1.5~6号を結んである。オモリは富士工業スピードデルナー固定天秤25号、仕掛けは自作でハリはがまかつカレイ11号×2本。エサはアオイソメとマルキユーのパワーイソメ赤(極太と中)を使った。
ブラクリで根魚キャッチ
長年の釣行記録と実績から、カレイの釣れる潮は大潮または大潮からの中潮がいい。釣れる時間帯は午前8時~9時と昼ごろだ。午前7時前から釣り始めるが、魚からの反応がない。最初の時合いの8時になってもサオはピクリともしない。
午前10時すぎから隣の長澤さんは足元の根魚を狙ってチョイ投げのサオでブラクリ釣りを始めた。エサを触るのが苦手な子供たちのためにパワーイソメを使う。すると未来さんにカサゴが釣れた。続いて怜央くんにもカサゴが上がってきた。二人は広範囲に歩きながら根魚を釣っている。
一方、私の投げザオには一向にアタリがない。遠近、場所を変え、エサを変えてやってみるが音沙汰なしだ。やがて昼の時合いも過ぎ、午後1時半に納竿とした。
カレイは音沙汰なし
足元を探ったブラクリ釣りにカサゴなどの釣果はあったが、投げ釣りにはハゼだけで、狙いのカレイは手のひら級も姿を見せなかった。今が産卵期のカレイはどこへ雲隠れしたのか、カレイに聞いてみたい。昨年カレイが好調だっただけに今年の不調が気になる。
釣りの帰りはいつも通り、釣り護岸のゴミを拾って歩く。相変わらずハリの付いた仕掛けやラインの放置が気になる。ファミリーでにぎわう釣り場を今よりももっときれいにしたいと願う。
<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
りんくう釣り護岸