陸っぱりライトルアー釣行で28cmメバル浮上【大阪】早めのリトリーブにヒット

陸っぱりライトルアー釣行で28cmメバル浮上【大阪】早めのリトリーブにヒット

連夜の大阪湾奥ライトゲーム。長潮に向かう小潮でほとんど水が動かない。それでも今宵はメバリングで行く。今年のメバルは動き出しが早いし、先日は25cmを取ることもできたのだ。望みをかけて行くと、苦しみの末、大型キャッチとなった。運に恵まれた釣りだった。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ソルトルアー ショア

当日の状況

釣行日は10月22日。大阪湾奥。この日はかなり濁りが強かった。昨日は夜通し風が吹いていたので、ゴミ・浮遊物が手前にかなり来ている。プランクトン感がある気泡も大きな筋を作っているので、オープンが釣れないのはもったいない。

ボトムがゴロタになったシャローに向かうと、オープンでライズしまくっている。今の海には非常にイワシが多いが、これはメバルのライズだろう。このへんの地形は昔メタルジグを何度も投げて、根がかりロストして把握した。そのあとここでメバルを量産させているので、あれは損ではなかった。

しかし浮遊物のせいでジグ単もプラグも引けない。どうしたものか……。

掛けきれない微妙なアタリ

タックルはメバリングタックルそのもの。PEライン0.1号で、ジグ単0.6gを主に使う。

ひとまず早いこと反応させてしまいたいので、無茶を承知でライズしているオープンに小さいワームを投げ込む。しかし、0.6gの軽さでも嫌われてしまい、まったく触らない。まだ小さいのは釣りにくいのだろうか?シーズン序盤のメバルは本当にカンタンなはずだが。

陸っぱりライトルアー釣行で28cmメバル浮上【大阪】早めのリトリーブにヒット本当はちょろいはずのシーズン序盤(昨年のメバル)(提供:TSURINEWSライター井上海生)

小さいのをいくつか掛けるが、釣り切れない。食むようなアタリだ。ハリが刺さっているのではないのだろう。ラインテンションを張り、ドラグを強めに入れ、ちょっとでも噛んだらハリがかりするように調整するが、うまくいかない。ロッドがアタリを吸収できない。こういうときにボヨンボヨンのトラウトロッドがあれば……豆アジを含め、実際、トラウトロッドはどうなんだろう?

ストラクチャー打ちで28cm

21時過ぎ。そろそろ釣り始めてから2時間経っているが、ノーフィッシュ。この日は17時前後に満潮が来て、そこからは緩慢な下げ。そろそろ潮が死に始める。だがここでネガティブになってはいけない。たかがメバル、と思ってはいけないが、ライトゲーム一筋の私だって自信がある釣り物だ。

ライズしているオープンは見ないことにして、足元打ちを開始する。実は温めていたポイントでもある。あまり早い時間にワームを通してスレさせたくなかったのだ。

しかし何の変化もない足元では、さっきまでのような小さなアタリも出ない。ちょっと寝かせすぎただろうか。釣り急ぐ必要を感じ、ゴム板やはしごなどのストラクチャーを中心に打っていく。スローに引いているとイワシが突いてくるので、あえてリグを0.8gとちょい重めにして、気持ち早めにリトリーブ。グググググと強烈に引き込むアタリがきた。

大きい。ドラグを締めてリフトアップ。ちゃんと食っているかどうかわからない。しかし壁際に必死で潜り込もうとするので、サオを粘らせながらもはや一方的にいく。水面でバチャバチャと暴れる。頼む、外れてくれるな。抜き上げると、「最大級じゃないか!?」というぶっとい、でっかいシルエットが現れた。

陸っぱりライトルアー釣行で28cmメバル浮上【大阪】早めのリトリーブにヒット28cm良型浮上(提供:TSURINEWSライター井上海生)

おお、この時期としてはまさしく最大級。28cm!これを釣ったら値千金だ。とくと眺めてリリースする。口の中にほぼ丸呑みしていたので、心配は無用だった。

陸っぱりライトルアー釣行で28cmメバル浮上【大阪】早めのリトリーブにヒット口にがっつり掛かっている(提供:TSURINEWSライター井上海生)

もう一尾ほとんど同サイズを追加。ここで明日の予定を考えてささっと帰ることにした。

良型確保も数が欲しい

もはや尺未満として完全体といえる28cmを10月中に出せたことは、近年にわかメバル族と化している私としては、素晴らしい手応えだった。しかし、数が2つ。釣っていた時間とライズしていた群れを考えると、10尾は超えたいところだった。

まだ本格的なシーズン前なので、欲張りなことかもしれないが。釣りは毎年の「繰り返し」で、メバルはまた表層のワーミング以外にパターンが少ないということもある。できれば多くを望みたいのだ。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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