外房大原では10月1日にヒラメ釣りが全面解禁を迎えた。大原から太東沖にかけては、砂地、岩礁帯、そして多くの根が点在。豊富なベイトと、時期によるイワシの回遊などで、ヒラメの魚影は濃く、実績も申し分ない。今回は春栄丸に乗船してヒラメ釣りをした釣行の模様をお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・坂本康年)
解禁されたヒラメの沖釣り
大原港にはヒラメを得意とする船宿が多く、釣らせると評判の船長も多数。どの船長も釣り人が1尾でも多く釣れるように東奔西走し、船中オデコなしを目標に的確な操船で楽しませてくれる。
春栄丸の白川永一船長もそんな船長の一人。大船長譲りのマイクパフォーマンスはムダなく、タイミングも的確。初挑戦の人が竿頭になることもあるくらいだ。
10月9日(月・祝)、釣友2人と釣行。
雨風ともに強いタフコンディションながら、良型交じりでトップ5尾の釣果が上がり、確かな手応えを感じ取ることができた。
解禁日以降は好調な滑り出し
出船前、船長に模様を聞くと、解禁以来トップは連日6~8尾くらい上がっており、好調な出だしとのこと。前日は最大2.7kgで、トップ8尾。前々日は2.5kg頭にトップ6尾。まだ大ビラは上がっていないが、イワシの反応も出始めており、大型乱舞は秒読み段階のようだ。
また、ナギのいい日には沖に出ることもあり、7日は太東沖水深30mで村上明さん(さいたま市)がヒラメ2.4kgとマハタ2.2kgをゲット。ほかにもマダイ、サワラ、スズキ、カサゴなど、高級ゲストが交じるのも大きな魅力だ。
天候が悪い中で釣り開始
まだ暗い4時半すぎに出港。大雨強風予報のためか、キャンセルが多かったらしく、釣り客は我々を含めて6人。右舷に入り片舷横流し。狙う水深は15m前後。底は多少デコボコしているが、根掛かりはあまりないらしい。
風を背に受ける潮上ながら、仕掛は思ったほど船下に入らない。潮と風が逆なのか、思ったほど船は動いていないらしく、アタリがあっても掛からないことが多い。