最盛期を迎えた船アオリイカ釣り。アルファタックルフィールドスタッフで、『和田式船アオリ仕掛け』の発案者でもある「アシスト工房」代表の和田勝也氏と共に、アルファタックル(alphatackle)/アルファソニック瀬戸内アオリ(ALFASONIC SETOUCHI AORI)165Hの性能を探るべく明石港の人気遊漁船丸松乗合船さんの船に乗り込み、アオリイカを狙ってきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・牧田亘)
丸松乗合船で船アオリ実釣
10月16日、明石卵焼きで有名な兵庫県明石市、明石港から出船する丸松乗合船に向かった。早朝、現地で和田氏と合流。挨拶と受付を済ませ乗船し、5時には明石港を出船した。海上はやや風強めでさざ波立っており、船の上げる飛沫が時折派手にかかるような状況。
5分程でポイントに到着し、まだ真っ暗な海に仕掛けを投入。餌木はマルキューダートマックスピンクブロックマーブル。暗いうちは、水深20~30m前後のポイントを巡る。移動する度、テンポよく釣り上げていく和田氏。
朝一から波風の影響をもろに感じる状況となったが、アルファソニック瀬戸内アオリ165Hが誇るチタンティップの性能を遺憾なく発揮。ウネリに追随しながら、底取りと餌木のフォールアクションに触手を伸ばすアオリイカの繊細なアタリを手と目で敏感に捕えていく。
瀬戸内エリアならではのディープエギング
暗いうちは、水深20~30m前後の深さのポイントを巡る。移動する度、テンポよく釣り上げていく和田氏。空が白み始めるころ、深場のポイントに移動し本格的なディープエギングとなる。
いよいよ瀬戸内エリアならではの展開へシフト。水深50~70m前後のポイントを巡る。すると明石海峡の深さと複雑に絡み合う海流に加え、潮の速さに翻弄され度々オマツリ騒ぎとなっている。
その被害は和田氏にも降りかかる。海底スレスレでHITさせ回収する過程で同船者の流し過ぎたラインを拾い一緒に巻き上げることも度々。それでも落ち着いて対処しているからなのか、不思議にもバレることなく釣れ上がってくるのだ。
それは、カンナの掛かり方がイカの触腕だけじゃなく他の足などにしっかりと絡みつくようにフッキングされているからに他ならない。