ゲーム性の高さと強烈な引き、高級魚らしい食味のよさで人気のルアーターゲット・サワラ。今年も8月末から東京湾央、湾奥にかけて群れが来襲。原木中山の林遊船での釣行を中心に、現在の状況と基本的な攻略法をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)
東京湾サワラの釣況
9月16日(土)、林克樹船長の操船するルアー五目便に乗船。7時に出船して探索に行くと、東京湾の中央部から横浜沖まで広範囲にサワラのハネを確認。今季初となる78cmの極太サワラや、良型イナダを連続ゲットできた。
当日は曇天微風で、絶好のキャスティング日和。湾央の西寄りで、サワラのハネや魚群探知機の反応が見られた。40gのブレードジグ・メタルマジックをフルキャストし、表層の高速トゥィッチで誘い続けると、上げ潮に変わって活性がアップしたタイミングでヒット。強烈なファイトを楽しませてくれたのは、ベイトとなるイワシをたらふく食べて丸々と太ったサワラだった。
釣友の久保木さんは、ミノーで初物をゲット。阿部さんも良型を2尾キャッチし、「去年は釣れなかったので、2年越しのリベンジができてよかったです」とニッコリ。
同船者の吉田さんは、サワラを3連釣。息子で初挑戦の海月くん(高1)は、サワラとサゴシ5尾にイナダ2尾を釣り上げ、「こんなに釣れるとは思っていなかったので、クーラーに入りきりません」と大喜びしていた。
私は、40gのメタルジグで底から宙層を高速のジャカジャカ巻きで狙うと、45cm前後のイナダが5連続ヒット。船中ではサワラ・サゴシが17尾と今季最高の釣果となり、エキサイティングな一日となった。
17日はサゴシが登場
翌17日(日)は、中島忍船長が舵を取る大型船が今季初出船。この日は全体的にアタリが遠かったが、幸運にもラストにサゴシクラスが2連続ヒット。さらに、117cmのタチウオもキャッチできた。
東京湾サワラ攻略法
表層でイワシなどを高速で追い回して捕食しているサワラは、移動速度の速さや目のよさのため簡単には釣れない。そのぶんゲーム性が高く、週末には60隻近い遊漁船やボートが湾奥に集結するほどの大人気。全身がトロのように脂ノリノリの大型は食味も最高級だ。
広範囲に動いている魚の居場所を船長と協力し、みんなで見つけることから始まる。ハネの密度の高いポイントやトリヤマ、潮目などをラン&ガンするスタイルがメイン。合図が出たら、トリヤマなどに向けてなるべく早く、そして遠くにキャストすることが必須だ。
活性の高いサワラは表層を泳いでいることが多いので、着水後はルドラなどのミノーならすぐに早巻きや連続トゥイッチ、ストップ&ゴーなどの誘いで様子を見る。
メタルジグやサゴシチューンなどのヘビーウェイトミノー、ブレードジグなら着巻き。アタリがなければ5秒~20秒ほどカウントダウンして、同じく早巻きや連続トゥイッチでリアクションバイトを誘発する。
ルアーの大きさや色でもアタリの出方は違うので、ルアーローテーションは有効。群れが固まらず広範囲に泳ぎ回っている現在の状況では、ルアーローテーションをしている間に少ないチャンスを逃していると感じることも多い。船長とルアーを信じて、キープキャスティングすることが、価値ある1尾への近道だと思う。なお、一昨年からはメタルマジックなどの小型のブレード付きルアーの実績が一段と高くなっている。
例年どおりだと、10~11月にかけて群れがどんどん固まって、魚も週を追うごとに脂が乗る。水深5~20mほどの浅場のオープンウォーターのキャスティングゲームで、80cmや90cm級のランカーも狙える季節の到来だ。シーバスはもちろん、イナダ、ワラサ、タチウオなどゲストが多彩なのも魅力と言えるだろう。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
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