富山では、アカムツ【ノドグロ】数釣りで連日にぎわっていますが、9月下旬に秋雨前線の影響もあり富山周辺では風が強く大シケに。2ヶ月前から予約をしていた船は秦誠丸での釣行模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
魚の気配0
開始から結構な時間が経ちましたが、依然としてカレイやフグなどの魚さえ当たらないです。潮が早いから仕掛けはそのままですが…他のメンバーもアタリが出ない状態。船長も竿を出してやっていますが苦笑いです(笑)。餌もワタ抜きや、一本掛けなどを試しますがダメ。餌が綺麗に戻ってきます。
待望の1匹
潮が多少緩み、棚を取り直した直後。竿先がモゾモゾ、餌を飲み込ませる感じで2、3秒待ち、グッと入ったので軽く合わせます。フッキングを確認し、巻き上げ開始です。
時折、ガツガツ…と竿を叩く感じは、間違いなく本命と確信。上がってきたのは、25cmの綺麗な魚体のアカムツ。待ちに待った待望の1本!!!ですが…、小さいので可哀想になります。が、アカムツはアカムツ!大事に持って帰るために、血抜きをして即、海水氷に入れます。釣れない時の1匹目は最高に幸せです。
大御所・船長がポイントを右往左往
秦誠丸さんは昭和50年から遊漁船を開始。その長い間、富山湾というフィールドで経験を積み重ね、老若男女の方々に楽しんでもらおうと、日々努力されています。そんなベテランの船長でさえ、この日は辛かったと思います。
なんせ、激濁り・激流・激渋のトリプルパンチ。こういう時の方が燃えるのは、自分だけでしょうか?(笑)。アカムツ船で有名な強神丸さんやほかの船と連絡を取り合いますが、その船でさえもまだ何も釣れてなかったのです。
決断の時
この時、もうできる時間が3時間と迫っていて、自分の経験上、ここは大きくポイントを変えた方が良いと判断。大きく場所を変えれば、潮の状態や魚の活性などが違う可能性があります。
船長に以前、ボート釣りでアカムツを爆釣したポイントを話すと「行ってみるか?」と快諾して頂き、自分のGPSを見て、船はそのポイントへ急ぎ向かいました。