明石海峡をはじめ、淡路島周辺の海域は全国屈指のフィールド。この海域の魚たちは豊富で多様なエサを食べ、速い潮流に鍛えられているため、食味も身の締りも抜群で自然が作り出した芸術品と呼べる。そんな魚たちを釣らせてくれるのが、お客の「楽しかった」の声を聞くのが楽しみという小溝船長の船、兵庫県淡路市にある育波漁港のエビス丸だ。
（アイキャッチ画像提供：エビス丸）
TSURINEWS編集部
快適＆楽々を重視した船とサービス
当船は全長約20m、全幅約4mと大きな船。ただし注目すべきは単に大きさだけにあらず。広いデッキには段差も移動の妨げになる構造物もなくフラットで開放的。
さらにサイドスラスターを備え、ピンポイントを攻める操船が可能だ。
また、船着き場の横が駐車場のため、荷物の積み込みも楽チン。車を降りればすぐ乗船場だ。
デッキは開放的でフラット（提供：エビス丸）さらに、当船では釣り人の負担を減らすこと、ビギナーが釣った魚の処理に困らないよう、魚を捌いてくれるサービスも。血抜きやワタ取りだけでなく、3枚おろしまで対応してくれるから驚きだ。
エビス丸で楽しめる釣り
当船は明石海峡周辺と大阪湾、鳴門海峡を釣り場とし、多彩な釣りを楽しませてくれる。
夏から冬にかけては落とし込み（タテ釣り）やノマセ釣りでヒラメや青物を、テンヤやジギングでタチウオを狙う。真冬から早春にかけてはメバルやマダイを狙い、春から初夏はタイサビキでマダイを狙う。初夏からはマダコとともに大型のアジを狙うといった具合だ。このほか11～12月はカワハギ釣りも楽しませてくれる。
では、それぞれの釣りについて紹介していく。
エビス丸（提供：エビス丸）落とし込み＆ノマセ釣り
ヒラメやアコウ（キジハタ）、青物がターゲット。夏から初秋までは落とし込み（タテ釣り）、秋から冬はノマセ釣りでこれらの魚を狙う。
タックルは2～2.5mの船ザオで、使用する50～60号のオモリに対応したもの。青物や大型のヒラメが食うので、穂先が柔軟でバットの強い物が好適だ。ミチイトはPE2～3号。
船長はヒラメやアコウを狙うことに力を入れており、ザブトンビラメや軽く50cmを超えるアコウが当船で上がっている。当海域の魚影の濃さ、船長のノウハウも折り紙付きだ。
ヒラメやアコウならお任せ（提供：エビス丸）タチウオ釣り
テンヤとジギングで出船しており、夏から秋がシーズン。テンヤの場合は40～50号、ジグの場合は100～160gを使用する。それぞれ専用ロッドに、電動またはベイトリールの組み合わせ、ラインはPE1～2号。
タチウオはサイズも数も抜群（提供：エビス丸）タイサビキによるマダイ釣り
タイサビキは船長の得意分野。大ダイ狙いから食べごろサイズの数釣りまで楽しめる当船。良い日には70cmオーバーを一人で2匹上げる人も出ている。
タックルは2.5m前後の先～胴調子の船ザオ、オモリは50号前後を使用する。タイサビキには様々な仕様があり、状況によりベストなものが変わるため船長に相談するのがお勧め。
本場のタイサビキを楽しもう（提供：エビス丸）マダコ＆アジ
釣期は初夏から盛夏で、エギまたはスッテのいずれもOK。マダコの状況が良いときはマダコ一本で狙うが、同時期に好期を迎える大型のアジ狙いとのリレー便も行っている。タコに目が行き勝ちだが、アジもかなりのクオリティだ。
夏はマダコと大アジ（提供：エビス丸）カワハギ釣り
釣期は11～12月。明石海峡周辺のカワハギは急流にもまれ身質良く、味が濃いことで有名だ。船長も太鼓判を押す美味魚とのことで、ぜひチャレンジしてほしい。
明石のカワハギは逸品！（提供：エビス丸）アクセス
育波漁港のエビス丸乗船場は神戸淡路鳴門自動車道の北淡ICを降りてわずか1.3km、あっという間に到着する。アクセスや詳細は下記リンク先を参照のこと。
エビス丸
少人数制で隣との距離があるので広々！オマツリのストレスなく釣れる。明石海峡大橋の下まで25～30分、鳴門海峡までは1時間！明石と鳴門の美味しいブランド魚が狙えます。また、高速降りてすぐにコンビニありで、そこから港までも至近と利便性がいいのも魅力。
