9月17日(日)、静岡県西伊豆の松崎港で、メッキのルアーフィッシングを楽しんだ。釣行当日は、ギンガメアジは姿を見せなかったが、小型中心にロウニンアジが立て続けにヒット。短時間ではあったものの、久しぶりのメッキゲームを十分楽しむことができた釣行だった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野地文雄)
松崎港でメッキライトゲーム
静岡県西伊豆の海水浴シーズンが終わって釣りができると思ったが、西伊豆エリアはジェットスキーだらけ。ルアーをキャストできる場所を探したが、サーフがらみの狙いたいポイントは無理。漁港周りも入れない場所が増えていて、釣り場探しにもひと苦労だ。
ウロウロと探していると、メッキ狙いのアングラーから川の中で反応があったとのこと。そこで、松崎港に隣接する那賀川の船溜まり周辺を探ってみることにした。
現地は駐車場所にも苦労するほど、ジェットスキーや自転車を載せた車でいっぱい。ようやく駐車スペースを見つけて、そこから歩いて釣り場へ向かった。
時刻は10時ごろで、潮位はかなり下がっている。それでもわずかに濁りのある河川内は、ちょっとだけ期待を持てる雰囲気だった。
初物は15cm級ロウニンアジ
まずは船溜まり入口の護岸からキャストすると、後ろからチェイスしてくる姿が見えた。
少しだけ立ち位置を横にずらし、浅場へ逃げてくるベイトフィッシュの演出を意識。すると、ボトムで待機していたのか、連続トゥイッチしているミノーの真下から、突き上げるように飛び出して反転。そのまま向こうアワセでフッキングし、ゆっくり寄せて抜き上げた。今シーズン1尾目のメッキは、15cm級ロウニンアジ。
もう1尾、後ろから追ってくる姿を確認したのだが、続けて追ってくることはなかった。立ち位置を変えて探ってみたものの、この場所はここまでか。
小型だが活性高い
次はすぐ近くの船溜まりへ向かうと、ちょうど奥で釣りをしていたアングラーが戻ってきた。入れ替わるようにその場所へ入り、軽くキャストして連続トゥイッチ。ボトムからワラワラと小型のメッキが湧き出すように出てきて、後方からミノーへのチェイスが始まった。10cmほどの小型だが、活性はなかなか高そうだ。
先を争うようにミノーへぶつかってきて、そのなかの1尾がフッキングした。かなり小さいが、これもロウニンアジ。
ギンガメアジは姿を見せなかったが、同じようなサイズが立て続けに4尾ヒット。ギンガメアジが群れていることは多いが、小型とはいえロウニンアジが群れていることは多くない。
写真を撮っていると、ちょうど戻ってくる船があったので、30分ほどの釣りで終了。短時間ではあったものの、久しぶりのメッキを十分楽しむことのできた釣行だった。
<週刊つりニュース関東版 野地文雄/TSURINEWS編>
松崎港