広くて大きい海のいたるところに魚が泳いでいると思うのは、とんでもない間違いです。魚は、エサを食べることのみを考えて行動していますので、エサのあるところだけに生息します。また、常にエサを食べているのではなく、食い気が出てエサを食べる時間帯があります。それをいち早く探し出せるのが、魚群探知機です。今回は、この魚群探知機を使った釣りの楽しみ方をご紹介します♪
青物狙いで使ってみた!
11月12日にハマチやメジロを狙って明石沖へマイボート釣行に行ってきました。
魚探をいかに有効活用したか、具体例で説明します。
この日はアジの泳がせ(のませ)釣りを予定していましたが、朝一番、アジの確保でポイントをまわるものの、まったく釣れません・・。
11月に入って水温が下がり始めると、日によってはアジの確保が難しく、こんな日があります。
ノマセ釣りからチョクリ釣りへ
これ以上、アジを探して朝の時間を費やすより、釣り方をチョクリ仕掛けでの狙いに変更して、ポイントへの直行をします。
明石沖の青物釣りは、明石海峡の潮の流れに左右されますが、7:11に上げ潮(西へ流れる)に転流します。
ここからが勝負時です。
明石沖のポイント到着が7:30過ぎで、上げ潮の流れが1.7ノットです。
最初に狙うポイントは、水深40mから25mくらいのカケアガリで、実績場です。
魚探に反応が出ません。
まず、ベイトとなる小型魚が出て来ないとハマチなどは釣れません。
このポイントのGPSプロッターの画面は次の画像ですが、等深線でおおよその深度は判断できますが単なる平面図で、魚探はこの海の中を表示してくれます。
魚探にベイト反応あり!
3回潮上からボートを潮に乗せて流して行きますが、アタリどころか魚探反応も皆無ですので、ポイント変更をします。
今度は、水深60mから40mのカケアガリを狙います。
潮の流れも2ノットを超え2.4ノットになった時に、ベイトやハマチのような反応が出てきました。
そうなるとワクワクした途端に期待のグググンとアタリがあり、アワセを入れた後の引きは結構なもので、メジロサイズを想像しながらの楽しい引き味です。
1匹目は、65cmのきれいな魚体のメジロです。
潮が効いてくると魚探も賑やか!
潮の流れは、さらに速度を上げ、ボートを3ノット以上で流して行きます。
いよいよ潮が効いてきて、こうなると魚の活性は上がり、魚探に魚の反応がしっかりと出ています。
ここで、45cmサイズのハマチを2匹続けて釣りあげたのが、10時です。
この潮の流れならば、まだ追加は可能でしたが、予定の10時になったので、今日はここで沖上がりをして帰港をします。
最終釣果は?
2時間半ほどの釣りで、グッドコンディションのメジロ1尾とハマチ2尾をキャッチすることが出来ました。
短時間で上場の釣果をあげられたのも、魚の生息場所と食い気の情報を提供する魚群探知機あってのことです。
この情報が無ければ、広い海の上でどこを狙えば良いかの判断が難しいです。