大雨暴風の台風直撃後の8月23日(水)の日中短時間釣行に行ってきました。台風の後なので、淡水が入りすぎている場所や濁りの多いところはスルーして潮通しの良い場所を探すことから始めました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
季節先取りの秋イカエギング釣行
ここ熊野は漁港や堤防、地磯やジャリ浜といろいろなシチュエーションが揃うので、釣りに良さそうな場所を探すのも楽しいエリアです。当日は小雨から強雨、曇りから時折太陽が顔を出す複雑な天候。
前日も雨で連日続いてる様子なので釣りに来ている人も誰もいません。地磯に向かう山道は倒木や枝葉、落石と足元が悪いので足元の良い場所を求めて漁港からスタート。まずは手頃な場所から探ってみます。
使用したタックル
8ft前後のエギングロッドに2500番台のスピニングリール。エギはDUELのイージーQキャスト食わせラトル3.5号。雨模様だったので特に視認性の高いシステムカラーのまずめオレンジを使用しました。
朝7時過ぎにポイントに到着
水はそれほど濁りもなく、テトラや沈岩があり、細かいベイトが確認できます。第1投、沖にキャスト。着底から3〜5回シャクり、ラインをピンと張った状態でカーブフォールを繰り返します。
目視出来るところまでエギが近づいてきた後ろについてきたのは、フィッシュイーターのシオ(カンパチの子供)。
潮通しが良すぎるのか、魚が多いので移動。ちょっと歩いてスロープありの地磯隣接の漁港までの道中も投げながらチェックします。
どこもフィッシュイーターが多く、たまにボイルも発見。回収しているエギにエソもアタックしてくる始末です。
秋イカを目視で確認
8時を回った時にスロープまわり到着するとさらに小さなベイトがたくさん入っていました。沖にキャストから誘うとワラワラと秋イカがついてきます。
ここでエギサイズ3.5号を使うメリットは、まだかわいい新子イカは集まるものの、針掛かりはしないという点。まわりの秋イカ達の活性をあげるために利用するのです。
新子アオリイカを手中
しばらくすると奥からひとまわり大きなサイズが現れて、新子イカをかき分けてエギにアタック。かわいい新子イカを手前に寄せといて沖にキャスト。シャクりからのフォールでヒットしました。
幸先良いスタートに期待してさらに大きな個体を探し追加。が、ここで豪雨と強風で中断しました。
最終釣果
30分実釣で終了。5ハイ釣って記念撮影。バケツに入れて海につけておいたので、イカも元気です。
リリースもあり得るサイズが3.5号でも釣れるため、アタリをしっかり感じとり合わせ触手に掛ける事が重要です。釣ったイカは地面に置かない、素手で触らないことで元気な状態でキープできます。
イカが小さく映るので、映える写真を撮りたいところですが我慢。一潮ごとに大きくなる新子イカでもそのフィールドにいる大きなサイズから狙って釣りに行きましょう。
エギに追っかけてくる魚は、イカだけではありません。今の時期はシオも回ってるので、そんなのがいたらイカは散ってしまいます。そのようなときは魚狙いにシフトチェンジもありですね。
<田村昭人/TSURINEWSライター>