煮ても焼いても美味しいアカイカ(和名:ケンサキイカ)。九州南部では終盤を迎え、「シーズン中に貯金(冷凍)しておく」という人も多い。今回はアカイカの一夜干し・スパーライトを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
釣期
九州南部のアカイカは例年7月上旬から釣れ始める。船からの夜釣りで、疑似餌を使って狙うのが一般的な釣り方だ。序盤は陸から5マイル(約8km)ほどの近場で釣れるが、徐々に遠征しないと釣れなくなってくる。おおむね9月上旬までが釣期といわれる。
持ち帰り方
釣れたアカイカはザルに移し、軽く墨を吐かせる。4~5杯たまった時点でジッパー付きのビニール袋に入れ、クーラーに収納していく。
下処理
持ち帰ったアカイカは下足(げそ)を外し、胴に切り目を入れてフネ(甲)と耳を取る。1杯のイカから3つの部位に分かれるはずだ。あとは部位ごとに水洗いし、キッチンペーパーなどで水分を取る。
冷蔵庫干し
下処理を終えたイカは皿に並べ、軽く塩を振ってひと晩干す。今の時季は冷蔵庫内で干したほうが害虫も寄らず、衛生的にもいいだろう。
刺し身などの生食で
干したあとは刺し身の要領でカット。胴の部分は繊維が横なので、イカを縦にして切るといい。
ラストはワサビじょう油でいただく。もちろん、そのままでもOK。刺し身よりも味が凝縮。冷凍もできるので、ぜひ試してほしい。
<松田正記/TSURINEWSライター>