東海地方が梅雨明けした7月下旬、夏のサーフの投げ釣りでキスを狙おうと、三重県鈴鹿市の鼓ケ浦海岸へ出かけた。釣行当日は、小型のシロギスが中心ではあったが魚影は抜群、16cm頭に26匹の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤琢摩)
鼓ケ浦海岸でシロギス釣り
東海地方が梅雨明けした7月下旬、夏のサーフの投げ釣りでキスを狙おうと、三重県鈴鹿市の白子漁港に隣接する釣り桟橋の南側に広がる鼓ケ浦海岸へ出かけた。
午前5時すぎに白子漁港緑地の駐車場に到着。釣り具を下ろしているとき、視線を感じて横を見ると草むらのネコと目が合った。「おはよう、出迎えてくれてありがとう」と声を掛けた。
釣り桟橋にはチョイ投げやサビキ釣りの人が数人サオを出していた。鼓ケ浦サーフを見渡すと、それ以上の釣り人がいたが、ほとんどがルアーをキャストしてマゴチを狙っているようだ。
当日のポイントと仕掛け
そのなかに投げてキスを狙っている人がいたので、距離を十分に取って釣り具を置いた。サオ置き三脚を立て、小型の水くみ用バッカン2個に海水を入れる。1個は三脚固定兼手洗い用、もう1個はキス入れ用だ。
リールがセットしてある投げザオを伸ばしてジェットテンビン20号と市販の5本バリ仕掛けをスナップサルカンでカチッと付ける。あとはイシゴカイをカットしてハリに刺せば準備完了。
小型中心に4連掛けも
当日の潮回りは中潮で満潮が午前7時28分。満潮の潮止まりまでの約2時間が勝負だ。沖に向かって投げ込むと、ヒュルヒュルとラインが引き出され60mくらいで着水。
イトフケを取ってゆっくりリールを巻いてサビいてくると、トントントンとアタリが出た。リールを巻くのをストップして追い食いを待つ。コツコツとキスの活性は高いなあと喜んで回収する。上がってきたのは、かわいい小ダイと小型キスが2匹だった。
1投目からキスの顔を見てヤル気はアップ。次投から連続でアタリが出て楽しくなってくる。キスも多いが小ダイも多い。小ダイと小型のキスはハリをのみ込まれた以外はリリースしていく。暑いので小型のバッカンに入れたキスが弱ってしまうので、早めにクーラーボックスに入れていく。
イシゴカイも暑さでとろけてしまうので、少量ずつクーラーボックスから出して使っていく。キスは14~15cmの小型中心だが、ブルルンと力強いアタリを出してくれるのが16cmのキスだ。
アタリの多さにパーフェクトを期待。重量を感じてリールを巻くと、惜しくもパーフェクトには1匹足りない4匹だった。5重連を目指して投げ込みを続けたが、残念ながら4連が最高だった。