盛夏を迎え、イカメタルが各地で盛期を迎えている。特に福井県の三国沖は絶好調で、3ケタを超える釣果が出る日も増えてきた。その様子をリポートするべく、7月21日に同海域を訪れた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
飛龍でイカメタル釣行
乗船したのは福井県坂井市にある九頭竜川ボートパーク出船の飛龍の新艇。今夏導入された本艇は、集魚灯や海水循環装置も充実し、全長12m超と旧艇よりひとまわり大きくなった。
前後のデッキも広く、定員いっぱいの12人でも十分なスペースで釣りが楽しめる。
開始直後からヒット連発
午後6時に出船し、40分ほどの航程を経てスタートフィッシング。入ったのは波松海岸沖のポイントで水深は40mほど。手返しよく攻められる深さなので、ゲームもテンポよく進みそうだ。
三国や鷹巣沖のマイカゲームは、底の水深が40~50m程度のポイントを攻める機会が多く、場所によっては並行してギガアジが狙える。攻めやすい水深でゲームを展開でき、万が一マイカの釣果が振るわなくてもアジの保険があるため、ビギナーにも優しいフィールドだ。
さて、釣りを開始してしばらくすると、右舷後部にいた浅野さんにヒット。キャッチされたのはレギュラーサイズのマイカで、タナは38mとのことだった。
このすぐ後にもポンポンと居着きのマイカが来て、角谷さん、中村さんとヒットを繋いだ。
常連の中村さんの話では、3日ほど前も同船に乗り、なんと147匹のマイカをキャッチしたとのこと。それから大きな変化もないため、今夜も期待できそうだ。
連掛け当たり前のお祭り騒ぎ
午後8時、堤腰船長が「そろそろかな?」と言っていた矢先、水深20m弱のタナで一斉にマイカのヒットが始まった。
初めに差し込んできたのは胴長30cm超の大型マイカのスクール。このサイズがパタパタと連発したあと、胴長15~20cm級の大群が船下に集結。猛烈な連発劇に突入した。
ダブル、トリプルヒットは当たり前、片舷全員のロッドが同時に曲がったりと、船上はお祭り騒ぎの様相に。それでいて、浅ダナ、素直な潮という好条件も相まって、オマツリはほとんどなしと、実に楽しく快適な展開となった。