玄界灘での船釣りにおける夏の風物詩『夜焚きイカ釣り』。今期、好スタートを切ったが6月中旬に急ブレーキ。アクアウェーブのブレード搭載ドロッパー「カドル2.5」でのオモリグで、食い渋るヤリイカを攻略。パラソル級も飛び出した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース編集部・立石寿栄)
不調の原因は雨不足
釣れ始めは好調で、6月初旬に3桁釣果の人が続出するほど。天候は晴れの日が続き、海がどんどん澄んでいく状況に。梅雨のイカ釣りは雨が降り込むほどに良くなる、と言われるだけに不調の原因を、雨不足を話す船長は多かった。
釣り場までは約40分で到着。パラシュートアンカーが海に投入されると釣りがスタートした。
オモリグでスタート
オモリグは、長めのリーダーに繋いだ小型のエギやエギ型ドロッパーをロッドアクションと潮流で操るゲーム性が非常に高い釣法。ゆらゆらと自然なアクションで大きなイカを魅了する。
日没タイムにファーストヒット
夕日が海に沈むころ、ボトムでステイ中に”グン!”とした手応えが伝わるヒット。ロッド操作はオモリの着底確認からロッドをゆっくりと上げて、フォールで動きを止めてステイさせた。
抜き上げは慎重に
ケイムラカラーのUVピュアホワイトにチェンジ。ヒットするが海面で抜き上げ直前にオモリが暴れた拍子にバラシ。ここは抜き上げ時に注意したいところ。
シャクリでブレードがアピール
潮が少し走り始めたころ、船上で釣果が上向き始めた。胴突き仕掛けの同船者のヒットカラーを観察してカラーチェンジ。日によりヒットカラーが違うため、さまざまなカラーを試す。
集魚灯の明かりでイカが浮いてきた。水深30mでロッドをシャクって操作。シャクリ時にブレードのブルブルが手に伝わっている感想を話す。
良型ヤリイカが登場
底から10mタナを上げて、ロッドをシャクった後、フォールからステイ中にロッドティップを持ち上げるアタリ!アワせるとグン!とロッドに重量感が乗っている。船中に取り込んだのは良型のヤリイカだ。