サーフの投げ釣りで17cm頭にシロギス129匹【三重・香良洲海岸】良型は藻場周りでヒット

サーフの投げ釣りで17cm頭にシロギス129匹【三重・香良洲海岸】良型は藻場周りでヒット

5月31日、三重県津市の香良洲海岸へ釣行した。当日は中潮、満潮が午前2時50分、干潮が午前9時27分なので、上げ潮の時間帯に良型が期待できるかもしれない。ただし、低気圧の影響で朝まで雨が降り、途中から晴れてくる予報だった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

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海釣り 投釣り

香良洲海岸で投げ釣り

私の住む三重県も先日梅雨入りしたようだ。サーフからキス釣りをする釣り師にとって、実に悩ましい時期がやってきた。今年はキスの釣れだしが遅く、成長も遅れているようで、あまり良い情報は入っていない。

現地には午前5時半すぎに到着。まだ雨が降っていたため仮眠を取り、8時ごろ砂浜に出た。波はほとんどなく、ベタナギ状態だ。どう見ても良型のキスが釣れる気がしないが、松林方面から南に走り、砂浜が途切れる辺りに釣り座を構える。

ベタナギなのでオモリは軽いフロートタイプを使用し、仕掛けは半遊動テンビン、ハリは4号12本、エサはイシゴカイ。

小型中心でアタリ連発

1投目は5色(1色は25m)へ投入する。ゆっくり数回探ると、小さいキスのアタリが出た。そのまま探り続けると小さいアタリが連発。1色残して回収すると8匹掛かってきた。数は付いたが型が小さい。活性は高いようでハリをのみ込んでいるキスが多い。

サーフの投げ釣りで17cm頭にシロギス129匹【三重・香良洲海岸】良型は藻場周りでヒット 香良洲海岸の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

2投目も同じ方向へ5色半に投入。しばらく探るとアタリが出た。5色出し切り近辺だ。連掛けを狙って探りを繰り返すと、アタリが立て続けに出る。魚影はかなり濃いようだが、小型が多い。キスが食い上げて仕掛けが絡まないように探る速さを調整しながら2色残して回収すると、7匹掛かってきた。

3投目も9匹掛かっていたが、やはり型は小さい。今度は良型を願って6色半に投入。アタリはすぐに出たが、良型のアタリが出ない。3色残して回収するとキス10連。まるで釣り放題だ。

良型も交じり129匹ゲット

その後も素バリがない状態でキスが掛かってきたが、上げ潮に変わると若干サイズの良いキスが交じるようになった。

リスクはあるが少し角度を付けてアマモ帯の方向へキャスト。6色半だ。探りを繰り返すと、本日一番のアタリが出た。今までと感触が違う。3色半ほど残して回収すると、良型交じりで5匹掛かってきた。久しぶりの良型。アマモの中には良型が潜んでいるようだ。

サーフの投げ釣りで17cm頭にシロギス129匹【三重・香良洲海岸】良型は藻場周りでヒット投げ釣りでキス5連でキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

その後、何回かアマモ帯の方向へキャストしたが、うまく際に入れることができず良型は追加できなかった。しかし、その後も素バリなしでキスが掛かる。しばらくキャストを続けていたが、空の状態が怪しくなってきたため、午後2時に納竿した。釣果は17cm頭に129匹。数としては満足できる釣果だった。

今後のサイズアップに期待

今回の感じでは、キスの群れは非常に大きく、どこにキャストしても掛かってくる感じだった。小型が多く特有の強いアタリを楽しめる機会は少ないが、もうしばらくたてば昨年同様良い釣果が期待できるだろう。

この時期はアマモが繁殖しているので、偏光グラスを利用して護岸上からアマモの少ない所を見定めてから釣り座を決めると釣りやすくなる。

ここ数年、海岸で遊んでゴミを持ち帰らない人が増えている話をよく聞く。気持ち良く遊ぶためにも、自分で出したゴミは忘れずに持ち帰るよう心掛けたいものだ。

<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>

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香良洲海岸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年6月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。