埼玉県鶴ヶ島市の鶴ヶ島市運動公園内にある太田ヶ谷沼は、涌水をかんがい用水に利用するために作られた沼。現在はヘラの放流はおこなわれておらず、釣れるのは尺上メインと良型が多く、時には40cmクラスも顔を出す。利便性がよく、年間通して楽しめる釣り場だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュースAPC・若松恵治)
太田ヶ谷沼とは
昭和5年に組合を作って、小さかった沼をさらに広げて現在の大きさになった。南北に延びる形で幅は広いところで約30mあり、周囲は約400m。水深は深い場所で2mほど、西岸のほうがやや深い。
園内にはグラウンドや小さな子どもが遊べる遊具に遊歩道もある。早朝からジョギングに犬の散歩、朝はラジオ体操も流れるため、軽い運動などをする人も多い。トイレや自販機なども設置されている。
西側の第2駐車場がおすすめ
公園内にある第1駐車場には利用時間が設けられているため、車で行かれる場合は注意が必要。釣りを目的に行くのであれば、西側の公園の外にある第2駐車場が24時間利用でき、沼にも近いのでおすすめ。
沼はロープや柵で囲われているが、釣り人には解放されている。リールは使用できないが、ヘラ釣り以外も可能で、子ども連れで小物釣りをしている人もいる。また、沼の周辺を散歩される人も多いため、竿を振る際はうしろに注意して釣りを楽しんでほしい。
釣り台は必須
釣りができるのは東岸と西岸で基本は釣り台が必須だが、東岸のデッキの上からも可能。ここだとパイプ椅子で釣りが可能だが、水面が遠くなるのでそれ用の準備も必要になる。
その他の注意点
リール釣りと魚の持ち出しは禁止されている。当然ながらゴミの持ち帰りは厳守。釣り場として開放して頂いているという気持ちで、釣りを楽しんでほしい。
今の時期なら宙釣りがメインになり、エサは基本的に両ダンゴでいいだろう。特に長い竿は必要なく、9尺竿前後で十分。8~13尺程度まで用意していけばいい。
ヘラだけでなくコイもたくさんいるため、極端な太仕掛けはトラブルの元になる。道糸は0.8~1号で、ハリスは道糸に合わせて0.4~0.5号でいいだろう。もちろん食い渋り時にはセットが強く、食わせにウドンやトロロを持っていると安心だ。
入釣料とアクセス
・入釣料:無料。釣り台必携
・アクセス:圏央道鶴ヶ島ICを降りて右折。直後のT字路を左折して直進し、突き当りのT字路を右折し太田ヶ谷沼入口を右折
<週刊へらニュースAPC・若松恵治/TSURINEWS編>
太田ヶ谷沼