深場では赤、またはオレンジ。澄み潮の時は緑、または」。スレているならリアルカラーなど、エギングにおいて、「カラーチェンジ」が釣果への近道と指南書にあります。しかし、本当にカラーチェンジは有効なのでしょうか。今回は、筆者がその日の状況から選んだカラーのエギで、一日を釣り通した、一途なエギング釣行の様子をご報告致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
まずはスラックジャークで誘う
春に有効なテクニックといえば、エギングの帝王の代名詞「スラックジャーク」。狙ったポイントに、イカが居着いてくれていると信じ、ネチネチと探っていきます。
しかし、秋イカの余韻が残る筆者にとって、スラックジャークは苦手意識の強いアクション。エギングの帝王が推奨しているので、積極的に取り入れてますが、できている自信はありません。
しばらく試したものの反応無し。このポイントは「異常なし」です。
エンドタップジャークも試す
エンドタップジャークとは、腕とロッドをタップして生まれるロッドの反発を利用するシャクリ方のこと。「エギング界のカリスマ」が生み出した必釣テクニックです。
今度は、積極的に動かして誘ってみます。しかし、春イカ狙いで、こんな激しいアクションが効くのであろうか……と感じます。 加えて、筆者の腕前では、しっかりとアクション出来ている自信もありません。
アクション後に、テンションフォールを多用する癖が邪魔してしまうせいか、結局釣れず。思わず、某有名プロの決め台詞である「OK、来ないよ!!」とつぶやいてしまいました。
カラーを変えずアクションで魅せていく
反応が無いと、カラーチェンジと気分転換を同時にしたいところです。しかし、「このカラーを見て追ってきているが、食わせの間が合わなかったかも知れない」という考えがよぎります。
安全運転ならぬ安全釣行な筆者は、後ろ髪を引かれるので、今回のテーマである「ノーチェンジ」で通します。
アクションパターンを思案
そこで、誰もやらないアクションパターンを考案して、「オンリーワン」のシャクリパターンを思案していきます。題して、「Wスラック・Wエンドタップ・Shortステイ」。
一度、ボトムまで沈めて→ 2回程スラックジャークで探り→ 再度ボトムを取り→ エンドタップジャークで2回程誘い→ フリーフォールで再度ボトムへ→ その後は「ステイ」で探る手法です。
皆さんもやっているとは思いますが、一言で言えば「イイトコドリ」ですかね。まあ春ですからね……。「日和良ければ、釣果無し」。アタリはなく、エギング自体が解らなくなりました。