キス釣りの仕掛けを徹底解説 おすすめ仕掛け&天秤9選を紹介

キス釣りの仕掛けを徹底解説 おすすめ仕掛け&天秤9選を紹介

キス(シロギス)釣りの仕掛けはライトなタックルを用いた「ちょい投げ釣り」と、遠投用の投げ竿を使用した「投げ釣り」で、使うものが変わってきます。今回は、2つの釣り方の仕掛けの違いも含めて、キス釣りに適した仕掛けの選び方とオススメの市販仕掛けを紹介します。

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海釣り 投釣り

目次

おすすめのキス用天秤4選

投げ釣り用の天秤はさまざまな種類のものが販売されていますが、今回はキス釣りに最適なおすすめアイテムを中心に紹介します。

立つ天秤 スマッシュ

ハヤブサの「ライトショットシンカー 立つ天秤 スマッシュ」はちょい投げ向きの逆V字型天秤です。海底で立つ形状のため仕掛が漂うのが特徴で、海底から少し浮いたところを泳ぐキスを狙いやすく、根掛かりしにくい、メゴチなどの外道を避けやすいといったメリットがあります。また、道糸と仕掛けがまっすぐになるので感度も非常にいいアイテムです。オモリと一体になった天秤で、オモリの種類は、3号・5号・7号・10号・15号・20号のラインナップがあります。

からまん天秤

OWNERの「からまん天秤」は、名前の通り仕掛けが絡まないように特化した形状になっています。実際に非常に絡みにくい天秤でオールマイティーな場面で活躍します。

中でも特に有効な場面をあげるなら、波や風の強い日や、ちょい投げの近距離でテンポよく打ち返すとき、リフトアンドフォールのような誘いを掛けるときなどに持っておくと活躍するでしょう。オモリを別に付けられるタイプで、アーム長は7・10・12・15・18cmとあり、ちょい投げから投げ釣りまで対応しています。

ビームキャスト

ハヤブサ「ライトショット ぶっ飛び半遊動天秤 ビームキャスト」は半遊動式のちょい投げ用の天秤。飛びそうな名前通りに飛距離が出ることを追求した商品です。

遊動式ならではの高感度さも持ち合わせており、オモリにはスリムシンカーを採用しているため、着水音を抑えられるのもメリットです。重さは5・7・10・12・15号のラインナップがあります。

アポロ遠投キス

サニー商事の「アポロ遠投キス」は仕掛けが立つ逆V字形状の遠投用天秤です。この天秤はアームに食わせ用の形状記憶線と、アワセ用の張りのあるステンレス線を組み合わせてあるのが特徴。ストレート系のアームながら向こうアワセで針掛かりしやすく、感度と食い込みの良さを持ち合わせたアイテムです。オモリ一体型で20・23・25・27・30号がラインナップされています。

おすすめのキス仕掛け5選

続いて天秤に接続する仕掛けのおすすめアイテムを紹介していきます。

掛けキス 50連結仕掛け

シマノ「掛けキス 50連結仕掛け」は、好きな本数に切って使える仕掛けで、3本針などの各仕掛けを買うよりも手頃に仕掛けが手に入ります。

使われている針の「掛けキス」は、掛かりやすくバレにくい袖型のヒネリ針。号数は4~6号と小針が中心で、引き釣りで小型も含めて多点掛けを狙うスタイル向きの仕掛けです。

天秤の根本に結ぶ、砂ずりも2つ付いていますが、市販もされているため足りなくなったら買い足すといいでしょう。50連結仕掛けに加え3・5・8本針の仕掛けも販売されています。3本針仕掛け一つをとっても仕掛けの長さや枝間、ビーズの種類の違いなど仕掛けのバリエーションも豊富で、状況やスタイルに応じた使い分けが可能です。

手返しキス仕掛

がまかつのキス専用釣り針「手返しキス」を採用した仕掛けです。外向きの針先形状により、飲まれにくいため手返しがよく、食い渋り時の浅いアタリも掛けていける針です。2(1.15m)・3(1.55m)・5本(2.2m)仕掛けのほか、50本連結仕掛けも販売されています。

発光キス投釣 仕掛 3本

がまかつ「発光キス投釣 仕掛 3本」はちょい投げ用の仕掛け。針のチモトに夜光塗料が付けてあり夜釣りや、マズメ時、濁りの状況に強い仕掛けです。仕掛けの長さは1.65mで、針の号数のラインナップは5~8号が販売されています。

マシーンキス

オーナー「マシーンキス」はショートロッドでの遠投&多点掛けを狙うことを想定し、段差上のエダスやアピール仕様の針など8つの工夫が凝らされている仕掛けです。素速い回収にも配慮されておりマシーンのように効率的にキスを狙えます。針の本数は3本(1.4m)と4本(1.7m)、針の号数は6~9号までラインナップされています。

フグの歯対策 投げ五目

ハヤブサ「投げ釣り+α フグの歯対策 投げ五目」はキス釣りの餌取りであるフグ対策に、透明パイプでチモトを覆った仕掛けです。フグが多く、頻繁にハリス切れが起こる状況で活躍します。仕掛けの長さは1.4m。流線針の五目仕掛けのため、キス狙いでは6~7号程度を使うといいでしょう。

仕掛けの自作方法

自作する場合はハリスの太さや針の号数や本数、仕掛けの長さを自由に決められるのがメリットです。仕掛けの構造はローリングサルカン→砂ずり(市販品もあり)→モトスとエダスといったもので、そこまで難しくはありませんが、本格的な投げ釣り仕掛けを作る場合は結構な本数の針を結ぶので、自動針結び機があると便利です。

エダスの間隔は30cm前後が基準。キスは群れで泳いでいるので短くすると多点掛けしやすいですが、ヒットした際に暴れて絡みやすくなります。キスのサイズによっても遊泳力が変わるので、ピンギス中心なら短い間隔にしても問題ないでしょう。

エダスの長さは3~7cm程度。長いほどエサが漂うので食い渋りに効きますが、こちらも長ければ長いほど絡みやすくなります。そのあたりのバランスも考えつつ作成してみましょう。エダスとモトスの結束はチチワを作って結んでもいいですが、回転ビーズを使うのも絡みにくくなりオススメです。

<TSURINEWS編集部>