神奈川県箱根町にある芦ノ湖の4月上旬の釣況を報告しよう。60cm超えが2桁釣果と、今年は型狙いに期待がもてるようだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
実績ポイントを探る
4月9日(日)は、元箱根湾付近を広く探る。朝から快晴、ベタナギで浅場は出ないと判断。朝は吉原窪の舟道、8時半ごろからは箱根神社前、さらに弁天の鼻沖と実績のあるポイントを移動しながら探っていく。
吉原窪は放流魚が溜まりやすく、平和鳥居前には湧き水がある。また、弁天の鼻は急深なカケアガリになっており良型のブラウンが着いている。
本命66cm&ブラックバスも登場
そのうち風が吹き始め、やや強くなってから15分が経った11時すぎ、待望のアタリで53.5cmニジマス。その5分後、波の下に何かが見える。魚種はわからなかったが、キャスト後、カウント10でリトリーブを始めるとズドン、クネクネ。ボート脇で抵抗している魚体はラグビーボールのよう。5分ほどでランディングしたのは66cmニジマス。
当日の大型の反応は、この30分だけ。40cm前後を中心に50cm未満は9尾だった。また、ブラックバスも動き出しており、40cm級が2尾釣れた。
大型ブラウンはこれから
解禁以降、12回の釣行で50cm超が釣れたのは5回。釣れる日は50cm超をマルチキャッチしており、釣れる時合いに集中してヒットしている。
また、50cm超14尾のうち、60cm超が10尾、50cm超が4尾と例年よりも型がいい。体高があり、幅のある個体が多く、身の色、肉質がいいため、食べても美味しい。
釣況的には釣りづらい日が続いているが、水温はすでに10度を超えてきており、今後はネイティブな魚が動き出す。とくに60~70cm超ブラウンがキャスティングで釣れるのは、これからだ。ミノーのほっとけメソッドやドライワカサギが有効なのも、ゴールデンウイークから6月上旬。ヒメマスはこれからが盛期となる。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
芦ノ湖・白鳥ワンド