桜は満開で春真っ盛りのなか、鳥羽のイカダでは乗っ込みクロダイがよく釣れている。三重県鳥羽市本浦のやま栄渡船では、多少の日むらはあるが好釣果が続いている。3月21日に釣行して49cm頭に5匹の釣果を得た。今回はさらなる釣果を求めて3月25日に単独釣行。あいにくの悪天候で釣り人は少なかった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・チヌスタッフ・前川正廣)
やま栄渡船でカカリ釣り
午前6時30分に出船。前回と同じ大村島の西側にある大村イカダ(水深約12m)に上がった。海水温を測ると14度、4日前より1度高いので高活性を期待できそうだ。大村島向きに釣り座を構えてタックルを準備する。
まずはダンゴを落とす前にボケを落とし込んで釣り座周辺を探ってみるがアタリはない。数投繰り返すがエサ取りのアタリもないので、ダンゴの準備に取りかかる。
ファーストヒットは43cmクロダイ
釣り開始から1時間、イカダの右下へ流れる潮に、多めに出したラインを先行させながらオキアミを流していくと、初めてのアタリ、間髪入れずに大アワセを入れ、ラインを巻けるだけ一気に巻くとサオに重みが乗った。心地いい締め込みを楽しみながら釣り上げたのは43cmのクロダイだ。
朝の時合いは1時間ほどだったが、同じパターンで40cm超を4匹釣ることができた。その後はアタリのない時間が延々と続き、我慢の釣りを強いられた。
良型主体にクロダイ13匹
込み潮が流れだした午後3時に時合い到来。朝と違ってクロダイがダンゴをつつくほどの活性となり、ダンゴアタリからエサが出るとすぐに食ってくるパターンで連発。ハリ外れも数回あったが、46cmを頭に13匹、うち9匹が40cmオーバーという好釣果となった。
当たりエサはくわせオキアミスペシャルLで12匹、ボケで1匹だった。今後さらに水温が上昇するにつれて鳥羽のイカダ釣りは最盛期を迎える。