3月に入り、春の陽気を感じる季節になってきた。毎年この時期になると、プリスポーンのバスがワカサギを荒食いする傾向にあり、パターンにハマれば爆釣もありえる時期である。今回はワカサギレイク攻略法についてまとめる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古川竜也)
ワカサギレイクの特徴
ワカサギがメインベイトの時のバス釣りは、他のベイトがメインの時よりもルアーチョイスやエリア選択がシビアになる傾向が強い。ワカサギは3月頭頃に産卵し、3月後半になると群れで泳ぐ。
越冬したバスはこのワカサギの群れを捕食対象とし、産卵前に荒食いをすることで体力をつけると言われている。そのため、ワカサギに近いシルエットのルアーが有効で、3inch前後のピンテールワーム、シャッドテールワームのジグヘッドリグや、群れを演出することのできるアラバマリグが有効になってくる。
捕食パターンとしては、個人的にローライトの日にバイトが集中する傾向が春は特に強いと感じている。
琵琶湖の湖北エリアへ釣行
3月21日、友人と琵琶湖の湖北エリアに出かけた。以前春に多くのバスをキャッチしたエリアに朝一入ることとした。
準備したルアー
今回準備したルアーは、シャッドテールワーム3.5inchを5つ装着したアラバマリグである。通常アラバマリグは、ジグヘッドを装着するが、今回私はオフセットフックで使用した。(ウェイトはなし)
ブレイクで49cmブラックバス
ポイントに入ると、まずはカバー際にアラバマリグをキャストし、「バマスト」と呼ばれる、シェイクしながらゆっくりと巻いてくる使い方でサーチ。一通りカバー際をサーチするも反応なし。
次に沖へキャストし、中層まで沈めてからのデッドスローリトリーブでブレイク付近を攻める。すると手前のブレイクに差し掛かった瞬間に根掛かりかのような重くなるバイト。すかさずフッキングし、豪快なエラ洗いを見せる。無事キャッチした個体は、49cm、2500gの良型であった。
レイダウンで45cm追加
この1匹の釣れ方より、まだまだバスはシャローには上がりきれていないと判断。そしてブレイク付近を重点的に攻める。するとブレイクに突き刺さるレイダウンを発見。上を何度も通すと、下から丸見えバイト。最初にキャッチしたバスよりは小さな45cm、1840gをキャッチ。
2匹ともワカサギをたくさん捕食しているためか、ウェイトがとても重い。その後もブレイク付近をサーチするも反応はなかったが、友人もアラバマリグで57cm、4000gをキャッチし、納竿とした。