護岸からの投げ釣りでタケノコメバルにクジメ【伊勢湾】周囲でカレイも顔出し

護岸からの投げ釣りでタケノコメバルにクジメ【伊勢湾】周囲でカレイも顔出し

りんくう常滑釣り護岸や新舞子、冨具崎など知多半島西岸の釣り場のある、伊勢湾の特徴や自然環境について考えてみた。これらを知れば、釣行時の貴重な指標にもなるので参考にしてほしい。また、伊勢湾にある愛知県常滑市のりんくう常滑釣り護岸へ、カレイや根魚などを狙って電車釣行した模様も併せて紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

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伊勢湾の特徴や自然環境

弥生(やよい)3月とはいえ、余寒が厳しい時期でもある。りんくう常滑釣り護岸や新舞子、冨具崎など知多半島西岸の釣り場は伊勢湾に位置する。

ここで伊勢湾の特徴や自然環境について考えてみよう。

伊勢湾は広くて浅い

日本には三大港湾と言われる大きな湾がある。北から東京湾、伊勢湾、大阪湾。

このうち湾の面積が一番広いのが伊勢湾で、平均水深が一番浅いのも伊勢湾だ。

伊勢湾の一番深いところで約50m、平均水深は約20mといわれる。つまり広くて浅いのが特徴だ。

伊勢湾の構造

湾の入り口は狭く、湾内の海水の入れ替えが起こりにくい構造になっている。

加えて木曽三川を筆頭に、多くの河川の流れ込みがある。河川の源流は高い山並みが連なり、冬は降雪量も多い。

伊勢湾の特徴

これらのことから、伊勢湾の特徴を掘り下げてみよう。

・湾口が狭いので海水の入れ替わりが鈍く、赤潮などが発生しやすい。
・水深が浅いので流入河川の影響を受けやすい。
・河川源流は高い山岳地帯で、春先は雪解け水が大量に入る。

釣行時の指標

これらを知れば、釣行時の貴重な指標になる。例えば以下について考えてみる。

春先の陽気でも釣れない

雪解け水が大量に入ってきたために、海水温が一気に下がり、魚の活性が鈍ったためだろう。伊勢湾の魚が活性化するのは、例年GWあたりからだ。

降雨なしなのに海が濁っていた

名古屋の天気を見るのではなく、木曽三川の上流部の天気、つまり岐阜県の降雨の状態を見ておこう。山で雨が降れば、大体4~5日後に伊勢湾に雨水が流入する。

赤潮の発生

特に夏場は、赤潮が発生しやすい。

りんくう常滑釣り護岸で投げ釣り

3月5日、旧暦の2月14日大潮。満潮午前5時40分、干潮11時26分という潮回り。暖かな陽気に誘われ、愛知県常滑市のりんくう常滑釣り護岸にカレイや根魚などを狙って出かけた。

護岸からの投げ釣りでタケノコメバルにクジメ【伊勢湾】周囲でカレイも顔出しりんくう常滑釣り護岸周辺略図(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

今回の同行は名古屋市在の長澤さんファミリー(パパの崇史さんと息子の怜央くん小4)。午前7時30分に釣り場で合流と決めた。

私の今回の足は地下鉄と名古屋鉄道、つまり電車旅。32Lのリュックを背負い、サオを手にして自宅を午前5時すぎに出た。地下鉄と名鉄を乗り継いで午前7時前に「りんくう常滑駅」に到着。ここから釣り場までは歩いて5~6分だ。

長年の実績から、カレイは朝のマヅメ時よりも8時~10時と昼から午後2時ごろが良く釣れる。

この時間帯なら電車で間に合う。なんといっても電車旅は楽で、交通事故の危険性も極めて薄い。特にりんくう常滑釣り護岸は、最寄り駅から近く、周りに大きなスーパーマーケットがあるため、食事や買物もできる。

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