休みのたびに風が吹き荒れて竿が出せない。明日はどうかと天気予報を見ると、北西の風だが3m。これならなんとか竿が出せそうだ。昼から仕事だから朝だけ竿が出せると思い、エサ店でモエビを購入。愛知県・南知多町の豊浜新堤にメバル狙いで釣行した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫）
TSURINEWS編集部
豊浜新堤でメバル釣り
3月1日、午前4時30分ごろ愛知県・南知多町の豊浜新堤に向けて車を走らせる。30分ほどで到着。平日なので駐車場はガラ空き。釣り桟橋にも数人いるだけだ。
新堤（フェンス方向）にはだれもいない。原因は多分スナメリ。メバルは警戒して岩礁から出てこられない＝メバルが釣れない＝釣り人がいない。
午前5時すぎ、今のところスナメリの息継ぎ音は聞こえない。少しホッとし、釣り座を決めた。タックルを準備して、今日は釣れるだろうかと振り込むと、ケミホタルが海中に沈んで行くのがハッキリ見える。竿先にもぎょぎょライトを付けてあるので、アタリが出ればすぐに分かる。
豊浜釣り桟橋も人はまばら（提供：週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫）22cmのメバルがヒット
メバルのアタリを待っていると、いきなりクククーッと竿先にアタリが出た。「スナメリの影響がないとアタリが出るな」と喜びながら竿を立てると、残念10cmほどのカサゴ君。リリース後、次を期待して沖めに振り込む。次は本命だ。
1度2度と誘いを入れると、手元にコンと反応が伝わってきた。竿先が押さえ込まれるのを待っていると、スーッとお辞儀した。これはメバル特有のアタリだ。
ここでゆっくり竿を立てると、力強いパワーと重み。強い引き込みを楽しみながら浮かせる。ラインを手繰り寄せてくると、22cmのメバルがヒットしていた。久しぶりに良型メバルとのご対面。煮付けサイズを手にした。
当日の仕掛け（提供：週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫）27cmの良型を追釣
時合いかもと手返し良く次を狙う。再度沖めに振り込みラインを張って待っていると、プチッと反応が出た。きたきた！こんなアタリは良型のメバルが多い。食い込ませるために少し竿先を上げる。エビが逃げる演出をすると、大きく竿先が押さえ込まれた。かなりのパワーで竿がのされていく。この引き込みは良型だ。竿もきれいに曲がっている。
引き込みに合わせてゆっくり竿を立てる。時間がかかったが、なんとかラインに手が届いたのでゆっくり手繰り寄せてくると、かなり重い。なんと上がったメバルは27cm。今年最長のメバルが上がった。
今季最大のメバル27cm登場（提供：週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫）時合いは短く納竿
今日は素晴らしいと再度モエビを付けて投入。果たしてもう一度くるかなと誘いを入れたとき、またしても良型メバルからのアクションが出た。この引き込みも十分重い。これまた良型か。ゆっくり竿を上げてくると、やはり22cmの良型。
もっと釣りたいが東の空が明るくなりだした。日の出が早くなってきたので時合いも早めに終わってしまう。やはり終了したらしく反応がない。終わりにしようと竿を上げてくると、ゴンゴンとたたくアタリがきた。これも強い引き込みで竿が弧を描いたが、メバルではなくウミタナゴだった。これが釣れては…。もうメバルは諦めよう。
すると、モワァ〜と海面が浮いた。とうとうスナメリ君の登場だ。こんなにたくさんのスナメリが出没するようでは、メバル釣りは今後も厳しくなるだろう。次回は釣れるのだろうかと不安のなか帰路についた。
当日の釣果（提供：週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫）＜週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会 中村輝夫／TSURINEWS編＞
豊浜新堤
