エリアトラウトのフローティングミノーをボトム仕様へチューニングする方法を解説しよう。意外と簡単なので、ぜひチャレンジしてみてもらいたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
フローティングミノーをチューニング
冬から春に変わろうとしているこの時期、まだまだ水温が低くエリアトラウトでさえボトムを意識した釣りの展開になることが多い。つまりボトムの釣りがアツいのである。トーナメントに出場している選手の釣りを見て、ボトムの釣りの爆発力に驚いたことがきっかけである。
その人が使っていたルアーは人気で売り切れ必至のカラーのボトムプラグであったが、実は同じ色のフローティングミノーを偶然発見して購入ができていた。そうなれば、チューニングしてボトム仕様にしてみてはどうだろう、と沸々とアイデアが湧いてきた。
フローティングミノーはもちろん浮くルアーであるが、それ故にボトム用にチューニングすればいい姿勢になるに違いないという確信もあり、チャレンジしてみることにした。まずは釣具店で思っている資材を調達してチューニングに移るとする。
ボトム仕様へ
まず、フローティングミノーを使うメリットととしては、ボトムべったりになるルアーに比べてウェイトの位置によりボトムとの角度を付けることができる点である。着底の姿勢をある程度コントロールできる点、それにより格段に根掛かりの可能性を減らすことができるのだ。また浮く方と沈む方のバランスで糸の引き方で簡単にダートさせることも可能である。
今回はイーグルプレーヤー50slim/GJ(以下GJ)をボトム仕様にチューニングしていく。目標は底に啄む姿勢のミノーを作り出すことである。つまりお尻の部分を浮き上がらせた姿勢のミノーを作る。この姿勢にするにはリップの部分にウェイトを貼り付けていくことになる。
今回準備したものはこのウェイトにゴム貼り式のタングステンウェイトを貼り付けていく。当然フローティングミノーなので浮く力より沈む力が大きくないとボトム仕様にならないためウェイトを足していって満足いく姿勢までもっていく。
ウェイトを貼り付ける
今回準備したウェイトは1枚あたり1gなのでGJの自重と浮き方からして1gを貼り付ければ十分に沈んでくれる。
単に貼り付ければ良いというものではなく、前向きについばむような姿勢をとるためリップに貼り付けていくので、形状に合わせてカットしていく工程が加わる。ウェイトの形を整えたら後は接着剤も使用して貼り付けていくだけである。