3月5日(日)、神奈川県相模原市にある津久井湖へボートワカサギ釣りに出掛けた。シーズン終盤戦となった同湖も急激に状況変化が著しい。そんな中でも1014尾と十束オーバーを到達成した釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
沼本ボートでワカサギ釣り
今回の船宿は津久井湖にある沼本ボート。同店ではボートワカサギ釣りが楽しめる。津久井湖最上流域に位置しており、ポイントも比較的近く、ボート桟橋から手漕ぎで片道20分以内の場所での釣りがメインとなる。
船頭自身が例年ワカサギ孵化作業も手掛けており放流数もわりと多く、いつもながら同地での釣果も安定している。さらに毎日の状況を細かく把握されており釣れている場所を詳細に教えてくれるので、我々釣り人にとっても心強く安心な船宿である。
営業時間は6時30分~16時30分。【時期によりその都度変更】
※営業定休日・毎週木曜日(年末年始休日アリ)
今季ラスト津久井湖ワカサギ釣行
今回は今季ラスト津久井湖ワカサギ釣行と決めて、朝イチ受付1番で順番確保した。皆さんも朝早くから並んでいることもあり、後ろにいたお初津久井湖グループさんへ釣況を提供していると船頭登場。現在は湖の水位はさらに減水しつつも、季節変化に伴い状況は日々変化しているとのことだ。
タックル
タックルは、自作先調子ザオ35cmに延長アダプターを取り付け、電動リールはクリスティアを予備含めて用意。仕掛けは時短シリーズ7本バリ2号と下バリ構成、オモリは3号を使い、エサは紅サシ・白サシを合計5袋ほど用意した。
先週よりペースダウンの朝
受付を済ましたら即座に道志川沿いのボート桟橋まで向かいポイント目指してボートを漕ぐ。現在は3本ロープが張られており、どこも同じような反応なので、都合の良さそうな1番短いロープへボートを係留した。
開始すると底層にチラホラな反応で誘って掛けていく釣りでスタートとなる。時折熱い群れが入ると3点~4点掛けとなり、開始1時間で155尾と悪くはない。だが先週と挙動は変化しており、群れの滞在時間も短く春モードな様相だ。
とはいえ2点で掛かることも多くあるので数は増えていき、2時間経過の時点で300尾と普通に考えればかなりイイ感じの釣れ具合。このままのペースで行けばそれなりの釣果になるが、拾い釣りペースをあげるためエサ交換を頻繁に行うよう心掛けた。
周囲からは難しいとの声も
爆釣時期を味わったグループからは今日は難しいとの声が聞こえる。先週は長竿でも放置しておけば6点から10点掛けが当然のようにあるような釣況だった。だが今日はというと確実に短竿に分があり、誘いと手返し重視の釣りが強い。
そして私の釣果が500尾を超えた頃から風が出てきてチャンスタイム降臨だ。
ペースダウン
そのうちローライト微風条件下となり、底層に加えて中層の群れも熱い時間がやってきて、13時で803尾となる。これまでは明らかな十束ペースであるが、13時30分を過ぎた頃から急激に反応が渋くなっていく。
突然魚探にはサカナが映らなくなり、タフな時間がやってきてしまう。完全にペースの落ちた時速50尾以下の釣りだ。
そんな時はフカセ釣りも有効で、ポツポツと追加していく。釣れるサイズ感も下がり、なるべく釣れるペースを上げていくには、毎回手返しの度にエサ交換とサシカットが必要な釣りだ。
最終釣果は十束超え
そして14時で940尾となり、確実に地道な努力が実を結んでいくことに。残り時間は約2時間可能であるがいつ釣れなくなるか分からないので、風による水深変化とエサ交換は常に気を配っていく。ポツポツ数を追加していき、15時30分で1014尾まで頑張った。状況的に十束超えは上出来過ぎる釣果で、納得の納竿だ。周囲もやはり厳しいようだがやはり今日は短竿に分がある釣りだった。
帰着して重量計測すると3150g(1尾あたり3.1g)とサイズ感が落ちた3月上旬でもまずまずの重量で船頭も状況変化を感じ取り私の釣果に納得していた。船頭に釣果写真を撮影してもらい、釣れたワカサギは釣行されたお客さんへ配り帰路につきながら今季の津久井湖釣行の締めくくりに満足できた。