待ちわびた渓流解禁。野良仕事(柿のせん定)を早々に済ませ、解禁直後の放流アマゴを狙いに、岐阜県山県市の神崎川上流へ2月13日に向かうことにした。ここの漁協は細かく放流してくれるので、いろいろ楽しめる釣り場だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大西實)
神崎川上流の砕石場からスタート
取りあえず一番奥の砕石場からスタートすることにした。タックルは源流部なので、4.6フィートのグラスロッドに1000番のリール、ラインはPEライン0.2号。リーダーはフロロカーボンラインカーボン0.5号を50cm接続した。
ルアーは、トリコロール53流心(テネシー)をセット。まずは定番の大石脇へ送り込むと、早々に反応があった。しかしすぐにソッポを向かれてしまった。
次々と攻めるが相当たたかれているのか、反応は相当薄い。そんななか釣り人が攻めない瀬脇や瀬尻の浅瀬を、アクションを入れながらゆっくり流すと、放流魚が反応してくれた。
石裏でルアーが反転した瞬間、ギラッ!ギューンとヒット。
少しやり取りをしながらネットイン。超気持ちのいい瞬間だったが、カメラがない。慌てたので車に置いてきてしまったようだ。
ポツポツと追釣
その後も放流場所でポツポツと釣り、車に戻って休憩。神崎のバス停まで移動し、ここでロッドを中流域用の5.1フィートに変更。リール2000番、PEライン0.3号、リーダーはフロロカーボンラインカーボン0.6号でルアーは53流心(アユカラー)に交換した。
上流で良かった瀬脇や瀬尻を攻めるが、反応がない。少し下のよどみへ投げてみるが、前日にたたかれたのか反応がないまま時間だけが過ぎ、少し早いがここで納竿とした。
1週間後にリベンジ釣行
そして1週間後の2月21日は、神崎川の下流部へ友人とリベンジ釣行した。この日は朝から雪が混じる寒い日で、少し遅めの現地着。漁協で日釣り券を買い、中流の美山キャンプ場上流のエン堤下からスタートした。
タックルはロッドが5.1フィート。ルアーは定番のトリコロール53流心。気温7度で水温15度。だがどこに投げても反応がない。そんななか、友人が早々に18cmの放流アマゴを掛ける。
しかし私には反応すらないので、少しずつ下ってキャンプ場前の瀬でまで釣り下る。瀬尻の浅瀬の岩陰から何匹かルアーを追いかけてくるが、ヒットしない。
ポイント移動でヒット
仕方がないので大きく移動して、美山ロッジ入り口の放流場所へ入る。しかし、ここも反応がないまま、少しずつ釣り下る。
いつも釣れる場所の反応がないなか、橋の下の瀬尻の浅瀬の対岸にキャストし、リールを巻いてくると根掛かりのような感覚が伝わってきた。次の瞬間、ギューンゴンゴンとヒット。気持ちよくやり取りして、無事にネットイン。21cmの放流アマゴをゲットだ。
雪が舞い始め納竿
同じ場所で18cmもゲット。しかし後が続かず、漁協下まで移動して1匹追加したが、寒さがひどく雪も舞い始めた。最後にルアーフライ専用区へ入ったが、反応がないのでここで納竿とした。
3月に入れば解禁する河川も増えてくるので、これからが楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・大西實/TSURINEWS編>
神崎川