1月7日、この日は私の誕生日。土曜日と重なったので、2023年初釣りと自身のバースデーを飾る1匹を求めて、静岡県浜松市を流れる天竜川ルアーフライ専用区に釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)
天竜川でルアートラウト釣行
自宅を午前4時半に出発、現地には午前6時ごろに到着したが、駐車場にはすでにたくさんの車が止まっており、この釣り場の人気の高さがうかがえる。
早速準備を整えて川へ降りるが、まだ日が上がらず薄暗いのでライトで足元を照らしながら慎重に降りる。空いているポイントに入り、明るくなるまで待機する。
タックルは、リールは2000番、ラインシステムはメインがPEライン0.6号、リーダーがナイロンライン8lb。ロッドはクワトロQTRGS-63L。このロッドはジャンル、対象魚を限定しない4ピースのパーサタイルロッドだが、本流の大型トラウトに対してどれほどの性能を発揮するかを確かめてみたく、今回の使用となった。
アタリあるも掛からず
空が明るくなり始めた午前6時半すぎに釣り開始。先発ルアーはゴッドハンズのガイア4.8gのSBPカラーをセット。やや斜め上流に向けてキャストし、流れに乗せながらカウント3まで沈めてスローリトリーブ。途中でロッドアクションを加えたりリトリーブを止めたりしながら、ルアーをアピールする。
すると何投目かにコツッと魚信を感じたが、ヒットせず。しかし魚の存在は確認できたので、焦らずじっくり攻める。カラーを変えウェイトを変え、沈めるカウントを変えたりとあらゆる手を尽くすがヒットせず。
人が多く魚がスレているのか、寒さで活性が悪いのか。いろいろ考えてみた時に、ふと思い出したのがこの川の過去のヒットカラーだ。数年前、私がここで良型を釣った時に使っていたカラーが赤金だったが、この日使っていたのはシルバー系やチャート、黒系だったので、カラーが合っていないと考え、赤金系のカラーを探すとちょうどいいルアーがあった。
60cm超えニジマス浮上
アートフィッシングのリバードルフィン4.6gのネオンカラー。これをスナップにセットし再開。キャスト後、少し深めにカウント7まで沈めてスローリトリーブで攻めると、ドンッという手応えとともにロッドが曲がり、ドラグが悲鳴を上げる。なかなかのサイズのようだ。
寄せては走られを繰り返し、ようやく足元まで寄せて慎重にネットイン。私の2023年初&バースデーフィッシュは60cmオーバーのニジマスだった。早速写真を数枚撮り、弱らせないように水中で呼吸を整えさせてからリリース。
初釣りでのボウズを逃れた私はホッと胸をなで下ろす。その後も釣りを続けるも、人が多くなってキャストする範囲が狭まってきた。寒さも手伝い、私自身60UPのニジマスをキャッチしたことに満足していたので、午前10時前に早々にロッドオフとした。
最高のバースデーを飾る
今回は新年初釣行であったが、60UPのニジマスで新年と自身のバースデーを飾ることができて良い釣行となった。また初めて使ったロッドのクワトロだが、60UPのニジマスのパワーを受け止めるバットのパワーと、スピードのある引きに追従するティップのしなやかさが高レベルで融合されていると感じた。
さて来月には渓流も解禁される、今シーズンはどんな渓魚と出会えるのか。今から楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明/TSURINEWS編>
天竜川