1月27日(金)、気温は低いものの風がなかったので、朝から千葉県柏市にある北部手賀沼の手賀大橋付近へタナゴ釣りに出かけた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
手賀沼・手賀大橋周辺でタナゴ釣り
近くの手賀沼温泉から温排水が流れ出ているところがあり、そこはタナゴをはじめヤマベ、タモロコ、クチボソなどの溜り場となっている。真冬でも魚の活性は高く、数釣りが期待できるポイントだ。
7時すぎに到着。排水が出ている土管の脇に腰を降ろして釣り支度。水深は80cmくらい。水は澄んでおり、湯気を立てて流れている。中層に小魚の群れが確認でき、そのなかにタナゴの姿もあって期待できそう。
当日のタックルと仕掛け
タックルは、1mのタナゴ専用竿に黒染めのミチイト0.3号を竿いっぱいに結ぶ。ハリはテトロンハリス付き極(きわめ)タナゴ特注金バリで、極小ハリス止めを介してミチイトに接続。
ウキは発砲ツクシウキ1cmをゴム管止めした下に小粒目印5mmを1個付け、板オモリでトップの頭が水面より1mm程度出るように調整。エサはタナゴグルテンを標準水量で仕上げ、ハリ先に2mmほど小さくまとまるように付ける。
釣行開始直後に連釣
ウキ下を遊泳層の60cmに調整し、土管脇の流れのたるみに振り込む。すると、沈みかけたエサに魚がいっせいに群がってくる。ウキ全体がスーッと横に引かれる明確なアタリ。竿をそのまま立てると、藍色をした5cmの美しいオカメ(タイリクバラタナゴ)が舞い上がってきた。
続けて、水中ウキだけが横に引かれる微妙なアタリで同型を連釣。その後は派手な横引きのアタリに変わり、クチボソやモロコ、ヤマベが入れ食いに。魚体は3~7cmとさまざま。
アシ際狙いで良型登場
しばらくこれらの相手をしていると、豆バラ(小さなタナゴ)の群れが浮上してきてウキをつつく。食いアタリなのか読めないので、思いきってタナを20cmにして群れの外れにエサを投入。すると、ひったくるようなアタリが目立つようになり、4cm前後がポツポツ釣れた。
10時すぎ、左のアシ際でキラキラとヒラを打ち始めた。ウキ下40cmで底近くを釣ると、クチボソとタモロコが交互に掛かり、タナゴは交じる程度。しかし、型は6~7cmとよく、うっすらと虹色が出た個体も交じり、小気味いい引きと魚体の美しさを堪能。