2023年一発目の記事はワカサギすくいのことを書こうと思う。ここ数年私は、真冬の夜になると滋賀県の琵琶湖へと足繁く通う。目的はワカサギをタモですくうのである。釣るのではなくタモですくうのだ。これが非常に面白い。だから毎年の様に時間を見つけては浜へ繰り出す。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター落合浩大)
ワカサギすくいの近況
例年であれば、滋賀県在住の釣り仲間からワカサギが接岸したよ!と連絡が入るのがクリスマス前後。いつも連絡をもらう頃にはそこそこの群れが接岸している。だが、今冬は12月の下旬でも少し暖かく、群れの接岸が遅いと聞いていた。
そんな心配をよそに大晦日にはそこそこ獲れたとの連絡があり、正月休み中に早速琵琶湖へと足を運んだ。現地へ向かう道中、何か違和感を感じていた。その違和感とは何か?そう。道中に雪が全く無いのだ。
ここ数年ワカサギすくいに通っているのだが、この時期に雪が全く無いのは予想外であった。どうやら気温も水温も例年より暖かく、例年と比べても群れが少ない。
残念なことに2023年一回目のワカサギすくいはたったの3匹。その次の日は40匹と昨年とは比較できないぐらいの貧果。釣り仲間でもあるワカサギすくいのベテランでさえ、数があまり出せていない状況であった。
当日の状況
1月中旬。過去二回のリベンジを兼ねて夜の琵琶湖へ。釣友からは、気温も水温もグッと下がり、ここ数日結構な群れが居るとの情報を頂く。釣友は昨晩、400匹オーバーのワカサギをすくったとのことで、こちらもテンションを上げながら現地へと向かう。
到着は午後21時。気温は0度。湖面は波も無く風も無く、ワカサギすくいにおいてはベストコンディションだ。波風があると、目視ではワカサギが非常に見えにくくなることから、波風がない時の方がしっかりと目視で確認でき、すくえる確率がぐんと上がる。ちなみに今回は私の子供達も一緒に来ている。人生初めてのワカサギすくいということもあり、レクチャー役の私も気合いが入る。
必要道具や服装
道具に関してはタモに、ヘッドライトは光を調整できるものがおススメだ。魚を入れる用に小型クーラーやジップロック、バケツ等。必要道具はこれぐらいで、十分楽しむことができるのがワカサギすくいなのだ。
服装に関しては手袋と長靴は必需品だと思う。深夜の浜は氷点下にもなり砂浜やタモが凍ってしまうのだ。長靴も防寒用長靴が個人的にはおススメだ。
トングがあると便利
もう一つおススメがある。それは小型のトング。獲れた魚を掴むため。
何故トングを使うのか?大量に魚が獲れた時は何回も魚を触ることになる。いくら手袋をしていても、徐々に濡れてくるのだ。濡れた手袋は不快感もあり手も冷たくなっていく。それを防ぐために小型のトングが使えるのである。
一箇所目からワカサギゲット
早速浜に下りて捜索開始。ワカサギすくいの人もまばらで、人的プレッシャーは少なそうだ。程なくして、ワカサギを発見。しかも30~40匹ぐらいの群れである。まずは子供達にやり方を教えて実践してもらう。何と、一回目からワカサギをゲット。初めての獲物に嬉しそうだ。
私もタモを入れさせてもらう。一回で5、6匹はタモに入る。10回程すくって子供達のレクチャーへシフト。今回行った場所はまだ2回しか通っておらず、群れが接岸する大体の場所を把握していない。しかし、たまたま入った場所が良かったのか、かなりの数の魚が接岸中であった。