年が明けると紀伊半島南部に良い潮が流れ、それに乗ってトンボマグロ(ビンナガ)が活発に回遊し始めた。そして、しばらく魚信のなかった大型キハダのヒットの知らせが届き始めた。それではと1月20日、和歌山県・串本大島から午前6時に出船。当日は船中10kgオーバーのトンボが連発し、おまけに巨大なカジキもヒット。終日大盛り上がりの釣行を堪能できた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・牧野広行)
まさかのカジキがヒット
その後も良い潮が流れる正午前、再度のトリプルヒットが訪れた。そして、3人のファイトを横目にする私に不意に強烈なヒット。ファーストランに耐えプレッシャーをかけていると、ラインがいきなり海上目指してまっしぐらに浮上。あっという間に獲物が急上昇で浮かんできた。
そして、50mほど前方で水しぶきが高く立ち上った。そしてその中から巨大なカジキが飛び出してきたではないか!おまけに海面上を左から右にテールウォーク。タモを構える船長とロッドを握る私の目は点だ。
ただし、幸運はここまで。カジキを目の前もう少しの距離まで詰めたものの、惜しくもフッククウトしてしまった。ただただ茫然自失。
その後、気を取り直して単発のアタリを取りながらラストの1匹を手中にし、午後2時の納竿を迎えた。
<週刊つりニュース中部版APC・牧野広行/TSURINEWS編>
出船場所:串本大島