年が明けると紀伊半島南部に良い潮が流れ、それに乗ってトンボマグロ（ビンナガ）が活発に回遊し始めた。そして、しばらく魚信のなかった大型キハダのヒットの知らせが届き始めた。それではと1月20日、和歌山県・串本大島から午前6時に出船。当日は船中10kgオーバーのトンボが連発し、おまけに巨大なカジキもヒット。終日大盛り上がりの釣行を堪能できた。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・牧野広行）
TSURINEWS編集部
串本大島出船でトンジギ釣行
午前6時、串本大島田代港を出船。同船者5人を乗せ、大島南東部を目指す。僚船から快調なヒットの知らせが入り、期待に胸が膨らむ。船長から「デカイのも交じるからラインは太くしておいてください」とアドバイス。早速2本のロッドにPEラインは4号と6号、リーダーはフロロカーボンラインとカーボナイロンラインの100lbをセット。
釣り風景（提供：週刊つりニュース中部版APC・牧野広行）7時すぎ、ポイントに到着。僚船では時合いは過ぎたようで、ポツリポツリのヒットのようだ。そこで、これは我慢と400gのロングジグをセットし、指示ダナを意識して攻めていった。
高活性でフォースヒットも
ほどなく、大ドモの釣り人に船中ファーストヒット。すぐさまミヨシの私にも指示ダナ70mでヒット。ハードなセッティングのラインシステムなので、余裕のゴリ巻きでファイトを楽しめた。
トンジギで4連打ヒット（提供：週刊つりニュース中部版APC・牧野広行）その後しばらくは、船長が群れを探りながら操船＆アナウンスを繰り返す。そして、その瞬間が突然きた。胴の間の電ジギの釣り人から「ヒット！」の声。続いてすぐさま私にもヒット。ヒットした直後よりロッドを水面に向け、バーチカルリフトでゆっくりと、丁寧に暴れさせぬようリフトする。
狙い通り連発を誘えたのか、船尾の2人にもヒットが続いた。船上は一気にヒートアップ。順番にタモ入れする船長も大忙しだ。結局フォースヒットとなり、集合写真では皆さんニッコニコ。
当日のタックルとトンボ（提供：週刊つりニュース中部版APC・牧野広行）当日のタックルは、250～400gのジグを操作できるミディアムからハードなベイトロッドに、ベイトリール2000番にはPEライン3～6号を300mは巻いておきたい。リーダーは80～100lbをメインに、サイズに合わせて時には150lbまでを用意する。
