夢よ、もう一度。昨年に2時間でチヌ10尾を釣った新門司港の恒見切れ波止0番へ、1月上旬に再度フカセ釣りに行ってきた。当日は、試行錯誤の末にチヌ38cmを頭に、5尾の釣果となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)
新門司港でフカセ釣り
釣行当日、朝起きて外を見ると、北東の風が強く吹いている。これでは新門司マリーナのテトラでは釣りにならないため、北東の風の風裏になる近くの恒見切れ波止しかない。苅田港方面に釣座を構えるため、風裏となるのだ。
また、12月に2時間でチヌ10尾を釣った場所なので、夢よもう一度と思い、恒見切れ波止0番に決定した。
当日の仕掛け
午前5時ごろ駐車場に到着。釣り場には誰もいなかったが、10分後に釣り人がきた。あいさつして近況を聞くと、チヌは最近よく釣れているとのことだ。
まきエサは、チヌパワームギスペシャル、オキアミ生L8分の1角。この時、オキアミはつけエサより小さくすること。このまきエサは海底までにごり拡散しながら沈む。また、色や大きさの違うムギと大粒コーンが入っているため、長時間海底にチヌをとめておくことができる。
仕掛けのウキは、波止釣り専門の超高感度棒ウキを使用。つけエサは、オキアミ生Lの尻尾をハサミで切り、オリゴ糖、みりん、酒カス、赤ワインを個別に3回スプレーしたものを使用。
メイタ38cmをキャッチ
7時ごろになると、東の空が明るくなってきたので釣り開始。
まず、12月にチヌが釣れたポイントB(上図参照)にまきエサを5分程度投入し、海底にチヌを集める。Aに仕掛けとまきエサを投入し同調させる。
潮に乗ってゆっくりBまで流されていった。すると、ウキが急にスーッと海中へ消えていったと同時に、サオ先が小さくツーンと引き込まれた。
軽く手首でアワせるとサオは大きく曲がり、強烈な引きが伝わってきた。釣り始めて5分ほどなのに、もう念願のチヌがヒットした。
この分だと、前回を上回る釣果が期待できる、と1人でほくそ笑んでいた。強引に海面に浮かせてタモですくったのは、メイタ38cm。
そして、手返しを早くして同じ場所に投入する。しかし、期待とは裏腹にあとが続かない。アタリはあるがバラしてしまったり、サオに乗らなかったりと、なかなかハリ掛かりしない。