夢よ、もう一度。昨年に2時間でチヌ10尾を釣った新門司港の恒見切れ波止0番へ、1月上旬に再度フカセ釣りに行ってきた。当日は、試行錯誤の末にチヌ38cmを頭に、5尾の釣果となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)
ウキのトップが消え大物ヒット!
8時ごろ、潮の流れが止まった。今がチャンスだ。Bに直接仕掛けとまきエサを投入。ウキ周辺のまきエサがゆっくり沈み、つけエサが同調した。
すると、すぐにウキが深く沈む。ウキのトップが消えていくこの瞬間がウキ釣りの醍醐味(だいごみ)だ。
ガツンと手応え十分な引きが伝わる。根掛かりのような引き方で、先ほどのチヌとは比べ物にならない。
ふんばるがドラグからラインが「ジー、ジー」とでていく。レバーブレーキを活用していたが、次の瞬間、サオ先が天を差した。大物をバラしてしまったのだ。ハリは残っていたので、チヌの唇は硬くハリ掛かりが甘かったようだ。
気を取り直して釣るが、本流がだんだん速くなりうまく同調させることができない。これではチヌは釣れない。
試行錯誤で38cmを頭に5尾
すると、9時ごろにまた潮が止まった。Bに仕掛けとまきエサを投入。今度は、さらにその周辺にまきエサを5回投入する。先ほど逃がした大物が頭をかけめぐり、気分は最高潮。
40cmオーバーが釣れるようにと願っていたら、再びウキが小さく沈んで浮いてこない。チヌの前アタリだ。今度は時間をかけて十分にエサを食い込ませる。
すると、スーッと海中に沈んでいった。イトフケを取り、手首でアワせるとガツンと乗った。慎重に手前に寄せてタモですくう。釣れたのはメイタ36cmだった。
その後、同型を3尾追加。釣果は、38cmを頭に5尾。4時間の釣果だ。
釣行の注意点
最後に、捨てられていたゴミや仕掛けなど拾い集めた。まきエサのカスは水で洗い流し、釣り場はいつもきれいに保つように清掃し、家路に就いた。
最近、1人で釣行して暗闇の中、手すりやはしごを利用する際、転落事故が多く発生しているようだ。決して無理はせず、危険な場所には立ち入らないよう、安全に釣行しよう。波止釣りとはいえ救命胴衣は必ず着用することだ。
<週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
新門司港・恒見切れ波止