愛知県のりんくう常滑釣り護岸へ投げ釣りに、1月に2回行ってきた。海底に広がるヒトデのじゅうたんと、潮が悪く苦戦となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・JOFI愛知・大田豊明)
釣り友に同行しリベンジ釣行
タックルのメンテナンスや仕掛け作りに明け暮れていたところ、りんくうで知り合った長澤さんからメールで「15日りんくうに釣りに行きませんか」と誘いを受けた。この日は旧暦21日の長潮の前の小潮で、潮順から言えば釣りには不向き。少しためらったが、同行することにした。
1月15日(旧暦12月21日小潮)、午前5時に家を出てりんくうに着いたのは6時すぎ。今日も釣り人はまばらだ。
すると前週この釣り場で会った三浦ゆうき君、こうき君兄弟とパパが釣っていた。あいさつして彼らの北隣に釣り座を構えた。ゆうき君に釣況を聞いてみたが、今日はまだ何も釣れていないと言う。
足元で根魚ゲット
午前7時半に長澤さん親子(パパと怜央君小4)がやって来た。海は適当に風が吹き、ざわめいている。セイゴにはもってこいの海象に思えたが、釣れてこない。
私は前週と同じ2本の投げザオで沖を狙った。釣れてくるのは前週同様ヒトデばかり。置きザオをやめてさびいてみても、やはり掛かってくるのはヒトデだけ。隣の長澤怜央君は、足元を探ってカサゴやメバルを釣っている。
メバル2匹のパーフェクト
午前10時、やっと私に手のひら級のカレイが釣れた。この時期カレイは産卵期にあたり、成魚は産卵のためエサを食べない。釣れるのは手のひら級の成魚前のカレイだ。1時間後の11時、私に2匹目のカレイがきた。今度は少し大きめだ。
前週よく釣っていた三浦ゆうき君のところへ行き釣果を尋ねたが、今日は釣れないと言う。潮はあまり動かず、寒さと相まって魚の活性は随分低いようだ。釣り場を巡ってみなさんに話を聞いたが、ヒトデばかりで釣れないという答えがほとんどだった。
昼前になると帰る人が増えて釣り場はがらんとした状態になった。昼すぎに長澤パパが2本バリにメバル2匹のパーフェクト、これを機にサオを納めることにした。
今後の展望
初釣りを振り返ってみると、1月9日は潮が良かったが、あまり釣れずヒトデが多かった。15日は潮が悪くかなり渋かった。今週から寒波が列島を縦断するという。
2月4日は二十四節気の立春だ。季節は春に向かっているが、海の中は厳冬になる。3月は雪解け水が木曽三川から流入して伊勢湾は一層冷え込む。魚の活性は落ち、エサを食べなくなる。
でも捨てたものでもない。アイナメやクジメ、カサゴ、メバルは寒い時期も元気にエサを食ってくる。護岸沿いや捨石周りをブラクリ仕掛けで狙ってみよう。りんくう常滑がにぎわうのはゴールデンウイークあたりからではないだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
りんくう釣り護岸