1月7日友人と2人で初釣りのトンジギ(ビンチョウマグロジギング)に行ってきました。好釣果が飛び交っていた年末年始の反応はありませんでしたが、釣友ともども8kg級の本命をキャッチできたので、その模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター平野和弘)
太地沖でトンジギ釣行
年末から大きなビンチョウの群れが南紀沖に入ってきたため、「今日は何本釣れた!」「昨日は知り合いの船が何本釣ってたよ!」といった情報が飛び交っていたのですが、当の私はお正月休みに入った途端にコロナに感染。みんなの釣果情報をベッドの中で聞くはめに。休み明けと同時にコロナの待機期間も終了となり、やっと沖に出ることができました。
爆釣情報は一息ついていましたが、大判カツオ混じりでポツポツとアタっているとのこと。7時に勝浦港に着いて友人の船にタックルや氷を積み込み、太地沖を目指します。仲間に年末年始によくアタっていたポイントを聞いていたので、まずはその辺りを目指しました。
潮目周辺で反応捕捉
ポツポツとトンボらしき反応が魚探に写るのですが、ジグには反応しません。潮もいまいち効きどろい感じでした。
鳥が居ないか?潮目は出始めていないか?と周囲を見回していると、少し沖の貨物船が行き来している航路付近に潮目が確認できました。すぐにそちらへ移動して魚探を確認すると、明らかに違った反応が写し出されました。70~80mの間にプランクトンの層のような物が集まって写し出され、その中に赤く濃い反応が混じっています。
タナ共有でヒット連鎖
早速ジグを投入するといい感じに潮も効いています。流れを考慮して90mまでジグを落とします。90~70mの間を小刻みにスローピッチで探っていると、ジャークとジャークの間のジグが一瞬止まった瞬間にロッドティップに違和感を捉えたと思ったら間髪入れずにドンと重みがロッドに乗りました。
友人に「乗った!ジャスト75m」と伝えたら、すぐにレンジを合わせた友人も「きた!ジャスト75に入れた瞬間に乗った」と。トンジギはこのレンジを合わせる事が大切になります。正確にレンジを合わせられると高確率でダブル、トリプルヒットとなります。
釣友に8kgビンチョウマグロ
リーリングを開始するとトンボとは違う小刻みに頭を振るのが伝わってきました。そう!大判カツオです。同じサイズならトンボとは比べ物にならない高速ダッシュをして楽しませてくれます。
その強烈な突っ込みを交わしながら引き寄せてラスト20mを切ったところで無念のフックアウト!残念がる暇もなく急いで友人のランディングの準備にかかります。こちらは難なく8kgのビンチョウマグロを取り込むことができました。
著者も同サイズをゲット
友人がキープのための処理を済ませたころに再び75m付近にいい反応が出てるよ!声がかかります。100m付近にあるジグを10m巻き上げてワンピッチジャークを開始すると、数回目でドンと重みが乗りました。間髪入れずにアワセを入れます。
すぐにリーリングを開始して、しっかりテンションがかかったところで追いアワセを入れてガッチリとフッキングを決めてから一気に勝負にでますが、これも小型のようで難なく友人と同サイズを取り込むことができました。
ここから爆釣モードと行きたいところでしたが、潮目が薄くなりはじめたので時刻を確認すると潮止まりの時間になっていました。