「鮒(フナ)に始まり鮒に終わる」格言的な言葉がある。いわばルーティンだと私は思っている。釣り人によって対象魚は変わる。私の場合は「鯉(コイ)に始まり鯉に終わる」だ。昨年12月の釣り納めと新年の初釣りで郡上の寒ゴイを釣ったのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森 渉)
初釣り1投目で58cmマゴイヒット!
年が明けて2023年1月8日。この日は天気が良く風もない。絶好の寒ゴイ釣り日和。この日も午後2時半すぎに川へ出かけた。場所は釣り納めした場所と同じ宮下の淵だ。もちろん事前の寄せエは1週間行っており、釣れると確信を持っての釣行だ。タックルとエサは前回と一緒。そして今回もコイが手前に寄ってきていた。
新年初釣り1投目。首尾よくコイの目の前にエサを落とし込んだ。昨年釣り上げてリリースした大正三色の姿も見える。しかし、さすがに大正三色は警戒して食ってこない。代わりに近くを泳いでいた小ぶりのマゴイが反応してくれた。
まずはチョンチョンとつつくアタリ。そしてイトを引っ張り泳ぎだした。きた~。コイ独特の重量感が伝わってきたが、小ぶりのためすぐに水面に顔を出した。息を吸わせて完全に弱らせてから無事に取り込み成功。58cmのマゴイだった。
このコイは持ち帰ることにした。長良川郡上のコイは食べてもおいしく、身は脂が乗っていて特に寒ゴイはうまいとされている。新年初釣りは1投目でヒットして幸先良いスタートが切れた。
ちなみに、郡上のコイは禁漁期間がなく年中釣りができる。入漁券は必要で、雑釣の券(日釣1,000円)で楽しめる。
<週刊つりニュース中部版APC・松森 渉/TSURINEWS編>