1月2日、寒グレを狙いにクラブの仲間と三重県尾鷲の磯に釣行した。先輩と試合の練習も兼ねての釣行なので、あえて湾内の釣りだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・清水督也)
尾鷲の磯でフカセ釣り
寒グレのベストシーズンに湾内磯へ、しかもこの日はベタナギ。海が荒れ気味だと湾内磯でも良型のグレが釣れるイメージがあるが、正直言ってどんな釣果になるか予想ができない。分からないことが多いなかの釣りなので、とても新鮮な気持ちだ。
この日使う仕掛けは、サオはがま磯アルデナ1号5m。ウキは釣研のインセンド01。ミチイトはプロト道糸Ⅹ1.5号。ハリスはプロトハリスⅩ1.2号。オモリはヤマワ産業ゴム張ガン玉。コマセはオキアミ3kg2枚にマルキユーのアミパワーグレSPとグレパワー沖撃ちスペシャルを混ぜたものを用意した。
30cmグレ登場もあとが続かず
渡礁した磯はイノハナ。尾鷲で大会や例会に出る人なら一度は渡礁したことがあるだろう。私も何度か上がっているが10年ぶりくらいか。小型のグレや大型のクロダイの魚影が濃いところだ。
私は沖向きからスタート。海は透け透けの状態で底まで見える。しかし見える範囲に魚はいない。船着きへ移動するが状況は同じ。20mくらい前の潮目らしきところで唯一30cmくらいのグレが釣れるが、あとが続かない。寒グレ、ベタナギの湾内磯は厳しそうだ。
1号ハリスで70cm超ワラサ
ここで船が見回りに来てくれたので他の湾内磯へ移動。次は小山のハナレ。ここは釣り開始から魚の反応があるが、なかなかアタリを出すことができない。先輩は30cmまでの尾長が連チャンモードに。私もいろいろ試すがうまくいかない。
そこでさしエサをむき身にして仕掛けを投入すると、ようやくアタリが出た。これも30cmくらいかなと油断していると、めちゃくちゃ引く。ゆっくり寄せてくると、浮いてきたのはかなり良型のグレ。「マジか!」と焦ると、最後のツッコミに腰がひけてラインブレイク。しばしショックで放心状態だ。
すぐに先輩も大きくサオを曲げている。良型グレかと思ったが明らかに相手が違う。じっくり時間をかけてキャッチしたのは70cmを超えるワラサ。1号ハリスで釣り上げるやり取りに脱帽だ。