冬場イカ釣りで賑わいを見せる富山湾。シーズン序盤の短時間試し釣りで良型が連発した模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
イカ釣りで賑わう富山湾
例年冬から春にかけて船イカ釣りが盛んな富山湾。富山湾は冬場時化が多い日本海側ではあるものの、北西方向を能登半島に囲まれているせいか冬場でも比較的出船できる日も多い。
ターゲットは、主にヤリイカとスルメイカだが、年ごとにヤリイカがいい年もあればスルメイカがいい年もあるようだ。昨シーズンはスルメイカが絶好調で、最盛期には1人100杯以上の釣果が当たり前という日も多かったとのことだ。
強神丸に乗船
以前から富山湾のイカ釣りにチャレンジしてみたいと思っていた筆者。新年1月上旬。念願が叶い、富山湾で釣友とともに朝から8時間のロング便を予約し、初めて竿を出せることになった。乗船するのはアカムツ釣りでもお世話になっている強神丸。冬期はアカムツのほかイカや根魚釣りなどでも出船している。
強神丸は今西船長が操船し奥様が中乗りとサポートを務め、「楽しい船釣り」をモットーとする気さくで親しみやすい遊漁船だ。船の名前からは一瞬オラオラ系の印象を受けがちだが、そんな心配は一切無用なアットホームな釣り船です。
今シーズンの出足は遅め?
今シーズン、冬期の水温低下が遅れているせいか、1月上旬時点では、イカの活性もまだあまり高くないようだった。だが、釣る気満々の釣りバカの活性はすでに上がってしまっている。
乗船予定日の直前の天気予報は、午後から崩れそうだが、午前中はこの時期貴重な凪。この日を逃せば次回はいつ乗船できるか分からない。もし天気と休日の折り合いが悪ければ結局一度も乗船できずにシーズンが終了してしまうこともありうる。そこで今西船長に相談し、7時間のロング便ではなく、短時間のショート便で試し釣り程度だが出船していただけることになった。どうせ後悔するなら、行かずに後悔するよりも、行って後悔することにさせていただいた。
イカ釣りの仕掛け
プラヅノの胴突き仕掛けが基本になります。プラヅノの長さは11cmか14cm。両方あると安心です。プラヅノの本数はお好みで。筆者は7本バリで、プラヅノ以外にスッテとエサ巻きエギも用意した。オモリは100号で統一。イカ釣りとしてはかなり軽量なのでお子さんや女性でもチャレンジできそうだ。この日のポイントの水深は100~150m。電動リールはあったほうが絶対いいです。水中ライトはアリでもナシでもほぼ差は感じませんでした。
レンタルタックル
ロッドホルダーとアダプターは船に装備されていて無料です。イカヅノ投入器も7本用のものを無料でお借りすることができます。なので、ロッドホルダーと投入器を持っていなくても気軽に船イカ釣りにトライすることも可能です。有料で釣竿と電動リールのレンタルタックルもあるようです。