コマセハナダイ釣りで38cm頭に良型中心34尾と本命快釣【千葉・直栄丸】

コマセハナダイ釣りで38cm頭に良型中心34尾と本命快釣【千葉・直栄丸】

立派なハナダイを求めて12月30日(金)、外房・片貝の直栄丸のハナダイ五目乗合へ。12月に入ってから高水温で落ち着き、片貝沖ならではの大型の好食いが続いている。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

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直栄丸でハナダイ釣り

4時半に到着したが、すでに予約者8割が釣り座を確保。私たち3人は、空いていた左舷胴の間に入る。前寄り3番に多田幸男さん、4番に江原則夫さん、2人飛んで7番に私。

5時半、山本義雄船長の操船で出港。航程約50分で、片貝沖の水深約30mに漁礁が沈めてある釣り場に到着。天気は曇りのち晴れ、風は北から風速3~4mだったので、仕掛け捌きは楽だった。

潮は、外房で逆潮と呼ばれる南西へ流れる潮流。船を北向きに立てると、左舷トモが潮先となった。潮の色はわずかに濁りを含んだ深緑色で、表面水温は約16度、2週間で2度下がったのが気がかりだった。

序盤から尺級本命登場

6時半、「海底から15mまで探ってください。大きいのは上でアタりますよ」と投入OKの合図。日の出前なので薄暗い。私はPEラインの目盛が見えず、しばらくは様子見。すると、船長が魚探に移る反応を解説してくれた。

コマセハナダイ釣りで38cm頭に良型中心34尾と本命快釣【千葉・直栄丸】直栄丸でハナダイ30cm級キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

開始直後は反応が漁礁に張り付いていたが、2投3投とコマセワークでシャクリ上げると反応が徐々に上がってきた。上まで追ってくるのが大型で、下のほうに残っている反応は小型ハナダイとカサゴ、ベラなどだそうだ。尺超の本命を上げたのは同行の江原さんで、タナ20m付近でヒットしたそうだ。

良型交じりで好食い

私もミチイトのメーターマークが見えるようになった日の出過ぎから参戦。1投目はビシを海底まで落としてから根掛かりしないように5m巻き上げ、コマセワークを海面下25mからスタート。

リール1巻きぶんずつ竿を振って海中に縦長のコマセの煙幕をつくり、22mまで誘い上げたところでコツ、コツという小さいアタリ。竿でアワセを入れずにスローでただ巻き。やがて、竿先がガンガンガンと深く曲がって自動的にハリ掛かり。海面下に見えてきたのは25cm級の本命で上バリに掛かってきた。

コマセハナダイ釣りで38cm頭に良型中心34尾と本命快釣【千葉・直栄丸】直栄丸で上がったハナダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

次投はビシの落下を25mで止めて、22mから誘い上げると20mでヒット。手応えは先ほどよりも数段強い。海面下に見えてきた尺超の魚体に感激。2尾目は33cmの大型。その後も同じ要領で30~33cmを3尾追加。

船中最大は38cm

左舷トモ寄り3番に入っていた岡田さんは、船中最大となる38cmを釣り上げた。同2番で筑波市の富山さん、同1番の大本さんが30~35cm級を追釣し、3人がツ抜け。序盤は22~25cm級が多かった多田さんも35cmを追加。

コマセハナダイ釣りで38cm頭に良型中心34尾と本命快釣【千葉・直栄丸】直栄丸で上がったハナダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

その後は水温の低下の影響か、船中で中型以上の多点掛けがほとんど見られず、太陽の角度が上がるにつれてアタリが遠くなってきた。

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