ビッグベイトにビッグフィッシュ。大海原に超強烈な存在力で青物に圧倒的な集魚力を発揮するビッグペンシル。デュエルスタッフが長崎県西海町大瀬戸の沖磯で、ハードコアバレットダイブ(F)シリーズでトップウォーターゲームを展開。見事に8.7kgのヒラマサを引き出し、その模様をお届け。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・立石寿栄)
空が白み始めたらキャスト開始
釣り場の大蟇島(おおびきしま)は、大瀬戸から瀬渡し船(幸生丸)を使い30分くらいで到着した。まだキャップライトが必要な暗さ。ライトを頼りにタックルのセットが終了すると夜明けを待つ。空が白み始めて足元がキャップライトの明かりなしでも十分に判別できるようになったところで船着場の岸壁で釣りを開始。
ロッドは3本用意
タックルはルアーサイズに合わせて3セット用意。
・バレットダイブ(F)140にミチイトはTx8の3号・リーダーはパワーリーダーCN60lb。
・バレットダイブ(F)170にミチイトはTx8の5号、リーダーはパワーリーダーCN100lb。
・バレットダイブ(F)200にミチイトはTx8の6号、リーダーはパワーリーダーCN130lb。
向かい風の中潮目狙い
風が真正面から吹きつけて海はウネリが出ている。3人はバレットダイブ(F)200を選んでフルキャスト。安定した飛行姿勢で沖にできた潮目付近に届いた。
大物ダブルヒット
数投で岸川さんのリールがドラグ音を高鳴らせ、ハイパワーなロックショア青物ロッドが弧を描いている。まもなく西島さんの「ダブルヒット!」の声が響く。二人ほぼ同時にヒットするがバラシ。手前にある瀬に走られていた。岸川さんから「結構ドラグは締めていましたが……」との声。今春に10kgオーバーのヒラマサを釣り上げた話しを聞いていたが、「それ以上の大物!」とのこと。
続けて西島さんがルアーをバレットダイブ(F)170に付け替えて2回目のヒットがあるが、これもリーダーから切られるバラシ。制御不能な大型ヒラマサが入っている感触だ。バラシは悔しいが未体験の大物に挑む、このワクワク感が醍醐味。
新天地を求めて地磯へ移動
数尾バラしたことによる場荒れを感じ、急激にルアーに反応しなくなった。釣り座移動で地磯を歩き、大きな岩が張り出したところへ。