PR ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?

アジングで釣ったアジ、しっかり絞めて持って帰ってきたはずなのに、どうも生臭い……。こんな経験したことないですか?それは釣れた魚の処理を間違っているからかも?今回は魚を絞めておいしく持ち帰る方法を徹底解説します。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)

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目次

釣った魚を絞める理由

多くの釣り人が釣った魚を美味しく食べるには、釣った魚を絞める作業が必要ということはご存じだと思います。では、なぜ絞めるのか?これについて正しく説明できる釣り人は少ないのではないでしょうか。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?アジを美味しく持ち帰ろう(撮影:TSURINEWS編集部・中西)

専門的なことはその筋の研究者に任すとして、一般的に言われているのは、「暴れて悶絶死すると、魚の体温が急激に上昇し、体内に疲労物質(乳酸)が溜まってしまうが、絞めた魚はその現象が起こらないので、鮮度が長時間持続する」という説です。

釣った翌日など、すぐに食べる場合はアジを活きたまま氷や潮氷に入れて絞める、いわゆる「氷絞め」でも十分美味しいです。ただ、翌々日や3日後など、長時間鮮度を保つためには脳絞めするのが最低限必要です。

しっかり締めた魚は、魚種にもよりますが悶絶死した魚の2~4倍の時間、鮮度を保つ効果があることを各地の試験研究機関が実証しているそうです。要するに身が傷み出すスタートを遅らせるイメージです。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?脳絞めで傷みだすのを遅らせられる?(提供:ティクト)

いろいろな絞め方

魚を活絞めにする方法はいろいろあります。潮氷(氷で海水を冷やしたもの)に放り込んで低温でしめる「氷絞め」、ナイフやアイスピックのようなとがったもので脳を破壊する「脳絞め」、ピアノ線や専用のワイヤで背骨に沿って伸びる神経を破壊する「神経絞め」が、多くの釣り人の知る一般的な絞め方でしょう。

おそらく神経を潰す神経絞めが最も鮮度を長く保つ絞め方なのでしょうが、パターンにはめて数を釣る楽しみのあるアジがターゲットの場合、釣れる度にいちいち神経絞めしていては時合いを逃してしまいます。とはいえ、豆アジならともかく25cm以上の良型だと氷絞めでは心もとない。良型アジを狙ったアジングでは、脳絞めが一番理にかなった絞め方といえるでしょう。

アジ〆ピックでの脳絞め

では、「脳絞め」はどうやって行えばいいのでしょう。「アジ〆ピック」を使ったアジの脳絞め手順を解説します。

1、ピックを脳に刺す

アジの脳は、目と目の間から側線の方向への延長線上にあります。ここをピックで刺します。脳に届きさえすればいいので、目の後ろ側から刺す方法もあります。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?アジの絞め方(提供:ティクト)

2、脳に到達するまでピックを刺す

20cmクラスのアジであれば、大体3~4cmくらいでしょうか。

3、絞まったかどうかの確認

脳に到達するかピック先端が脳に触れれば、魚がピクピクっと体を震わせて瞳孔が開き、ダラーンとなります。こうなれば成功です。

4、失敗した場合

失敗した場合は刺し直せばいいのですが、あまり傷つけ過ぎるのもそれこそ魚にとってストレスになるので、2、3回失敗するようなら素直にそのまま氷絞めにしましょう。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?何度も失敗するようなら氷絞めしてしまおう(提供:ティクト)

ちなみに、アジを絞めるのはナイフでも可能です。が、大きな片刃のナイフでは刺すにつれて刃のある方に滑ってしまうので、狙った脳を外してしまったり、そもそも対象に対して大きすぎて刺しにくかったりするのが実際です。この点ピックタイプの絞め具は狙ったところを外しにくいので、一度使ったら手放せないアイテムになること請け合いです。

実は絞めただけじゃダメ?

以上が魚を絞めるという工程です。「なんだ、これならちゃんとやっている」と思ったあなた、ちゃんと絞めても魚が生臭いのなら、それはおそらく魚を絞めることしかやっていないのではないでしょうか?実は絞めた後の魚の扱いも非常に大事。せっかくなのでしっかり覚えて美味しい魚を食べましょう!

血抜き

しっかり脳絞めした後は、しっかり血抜きをします。実は食べたとき生臭く感じる原因は、血液が身に残っていて、それが傷むことです。血抜きは臭みを身に移さないようにするために必要な工程なのです。

手順は、ナイフなどを使って、エラの内側の背骨の下側にある動脈を切り、水汲みバケツの中で尻尾をもってフリフリして、放血するのが理想です。

ただ、できればコンパクトに楽しみたいライトゲームでは、アジ〆ピックのようなかさばらないアイテムがオススメ。ピックを使った血抜きは、切断というよりは傷を付けるだけですが、アジのような小型魚であればある程度は血抜きができます。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?エラの内側の背骨の下側にある動脈を傷つける(提供:ティクト)

冷やし込み

血抜きが終われば、次は冷やし込みです。上でも少し触れましたが、これは身に残った血液が傷むのを防ぎ、身の鮮度を保つための工程です。

冷やし込みに用意するものは、小型のクーラー、海水、ペットボトル氷や保冷剤といった水が出て塩分濃度がかわってしまわないもの。最悪潮氷でもいいのですが、潮が薄まると少し身に水っぽさが出たりするので、冷海水(住んでいた環境のまま冷やす)というのが最上級の冷やし方です。

ライトゲームに特化した【便利過ぎるアジ〆ピック】 血抜きにも活躍?冷海水で冷やし込む(提供:ティクト)

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