アジングで釣ったアジ、しっかり絞めて持って帰ってきたはずなのに、どうも生臭い……。こんな経験したことないですか?それは釣れた魚の処理を間違っているからかも?今回は魚を絞めておいしく持ち帰る方法を徹底解説します。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)
釣り場での作業の流れを整理
最後に、脳絞めから冷やし込みまでの一連の流れを整理しておきます。
1)冷海水を準備
釣り場に着いたらまずはキンキンに冷えた「冷海水」を作ります。釣れてから用意したのでは十分冷えていなかったり、準備している間にアジを傷めてしまったりするので、まず最初にやっておくのがオススメです。
ポイントは、ペットボトル氷、保冷剤、コンビニ氷(袋に入れたまま)を使い、海水の塩分濃度を薄めないこと。潮氷ではなく、「冷海水」を作りましょう。
2)アジを釣る
これに関しては釈迦に説法になるので割愛します。
3)脳締め
アジ〆ピックやナイフを使い、アジの脳を破壊します。
4)エラの動脈を傷つける
エラの動脈に傷を入れて、血液が出るようにします。
5)冷海水クーラーへ
血抜きと冷やし込みのため、最初に準備した冷海水クーラーへ放り込みます。※先ほど水汲みバケツでフリフリと書いていますが、実際釣りをしているとその時間も惜しいものです。クーラーを余分に持ってくる余裕があるなら、こちらをお勧めします。
6)袋に移し持ち帰りクーラーへ
ある程度数が溜まったらジップ付きの袋などに移し、氷を張った持ち帰りクーラーへ。
7)捌くまではクーラーで保冷する
以上の作業で「しっかり絞めたはずなのになぜか生臭い……」という現象とはおさらばできます。せっかく釣り上げたアジ、最高の状態で食べましょう!
アジ〆ピック
最後に、本文中頻繁に登場したティクト「アジ〆ピック」についてご紹介します。
アジ〆ピックはコンパクトに収納、携帯ができるステンレスピックです。アルミとEVAの軽量ハンドル採用で、持ちやすく、誰でもお手軽に脳絞めができます。絞めることで無駄に魚を暴れさせることがなく、汚れも飛び散りにくくなります。
また、エラの動脈を切ることもできるので、簡単な血抜きも可能。手返しが重要なライトゲームでは必要十分な「おいしく食べるための下処理」ができます。締めることで旨味の元を減らさずに持ち帰りましょう!
※大型魚やあまりにも硬い魚には向いていないので注意。
素材:ピック=ステンレス、ハンドル=アルミニウム合金+EVA
サイズ:収納時 全長7cm、組立時 全長11.5cm、ピック径 約2mm、ハンドル幅約1.4cm
カラー(5色):ブラック、グレー、レッド、グレーカモ、サンドカモ
メーカー希望小売価格:1,200円(税別)
<中西/TSURINEWS編集部>