大阪湾奥メバリングで「メバル」ツ抜け 自作ニオイ付きワームで連打

大阪湾奥メバリングで「メバル」ツ抜け 自作ニオイ付きワームで連打

釣りにはツ抜けという言葉があって、1つ2つと数えていたのが、10になると「つ」とはいえなくなることから、10をすぎると「ツ抜け」と表現する。今の筆者の対象魚であるメバルは比較的カンタンな魚なので、今回はツ抜けのタイムアタックをしてみた。結果、もうやらない、と思ったこの苦戦についてレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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当日の状況

11月21日、釣行。この日の海は中潮で、メバルが浮上し始める夜20時ごろにつれて潮が動いていく。19時スタートで、準備した。本当に釣り始めたのは、19時18分。タックルをセットして、ガイドにラインを通して、リグをつけて、グローブをはめて、ヘッドライトをつけて、ライジャケを装着して、この時間となった。厳密にいきたい。

他魚種は含めず、目標タイムは、1時間ちょっとあればいけるかな、と。潮が結構良かったので、心配はほとんどなかった。しかし、足元をすくわれる。

大阪湾奥メバリングで「メバル」ツ抜け 自作ニオイ付きワームで連打スタート時刻(提供:TSURINEWSライター井上海生)

15分で初ヒットも一時間遠のく

初ヒットは開始15分後。思ったよりも遅かった。

大阪湾奥メバリングで「メバル」ツ抜け 自作ニオイ付きワームで連打最初の魚(提供:TSURINEWSライター井上海生)

しかし確か、この魚の前にも掛けている。バラしてしまったのだ。言い訳。その後カサゴがヒットしたが、こいつはカウントしない。そのあともちょこちょこ失敗が続く。タイムアタックするものだと意気込んでいるから、つい魚のバイトにアワせてしまうのだ。メバルは基本的にノーアワセ、向こうアワセ。これではいけない、と心をいさめる。

ところが、まるで最初に釣れたのがマグレであったかのように、ここから一時間アタリが遠のいてしまった。嫌な感じがしてくる。そんなわけないよな?まさか、そもそも達成できないとか?だってこないだの若潮という悪条件でも、簡単にいけたんだぞ。

時合い20分でかため釣り

またカサゴ、アジという他魚種が出る。ラインシステムはPE0.1号、リーダー3lb。リグは0.4gに1.5inchくらいの超フィネス。不退転ともいえるリグで、あとはワームのサイズを下げるしかない。しかしそこまですると、もう次がない。

時合いを静かに待った。このへんの魚(南港北)は、今20時くらいから連発するのだ。そうは思っていても、なかなか自分を信じられない。パターンがかわっている可能性もあるだろう。オープンを探る。乗せられないアジがアタる。これもフラストレーションだ。しかしアジとサバが前面に出ているということは、メバルは壁ピタという意味だろう。活性が上がるのを待つしかない。

ここでファイナルオプションに切り替える。禁断の自作ニオイつき、1inchワーム。もはやこれ以上ない手。ここから連打モードに入った。0.4gの巻きでアタリが増えてくる。20分で固め釣りして、メバルだけで10尾達成。もはやコツとかそんなものはない。とにかく何もかも小さい極小リグで、キワをすれすれに引いて、乗せたらバラす前に巻き上げてしまう。サイズなんて狙っていない。

大阪湾奥メバリングで「メバル」ツ抜け 自作ニオイ付きワームで連打2時間弱で10尾達成(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ついに目標達成

1時間51分で10尾達成した。タイムとしてはまったくよくない。メバルがもっと好調のときには、30分でも10尾は軽い。しかしこの後、同日釣行でドラマがあった。それは別の記事で語りたい。

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