最近、なぜ「養殖ハマチ」と「天然ハマチ」では天然のほうが安いの?とよく質問される。確かに天然=高価というイメージがあるので、混乱しかねない現象だ。今回はこの現象について、奈良県中央卸売市場の丸中水産株式会社勤務の著者が解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)
お店で買うときは身の色に注目
ちなみに自分は養殖魚でも食べるが、脂っぽい養殖魚はあまり量が食べられない。ただし天然のブリ類は、脂少なくてもブリしゃぶ、ハマチ、ツバスはゴマ油と塩、ネギでいくらでも食べられる。
スーパーで購入する場合の目利きは、身の色に透明感があるものを買う。養殖ものは脂があるので白っぽく天然ものは赤っぽい。また売れ残った品物は味噌漬けや照り焼きタレがかけられている。これは色がすぐかわってくるからで、食感も悪くなっている。
<有吉紀朗/TSURINEWSライター>