ワームには一般的な塩ビ製と、一部エラストマー製がある。エラストマー製のワームは、歯のある魚に強い特徴を持ち、フグ、ベラの姿が多い海でのライトゲームに重宝する。しかしそもそもエラストマーとは何だろう?具体的な材質や長所、弱点を深堀りしていこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
短所
続いて短所を紹介する。
塩ビと混ぜると溶ける
これが最大の問題だろう。塩ビのワームと混ぜると、素材同士が喧嘩して、すぐに溶けてしまう。ワームケースの中で保存していても溶ける。購入時のパッケージのまま保管しよう。
ハリに挿しにくい
エラストマー系のワームは、慣れるまでハリに挿しにくい。真っすぐさせなかったり、ハリ先を抜いて根元に合わせていくときに歪んでしまったりと、少し扱いが難しい。
マテリアルが硬く低活性に弱い
低活性時や魚が小さいときには、マテリアルが硬いエラストマー系は露骨に食い渋られる。そのようなピンポイントでは塩ビを使用した方がいい。
サブとして三種ほど必須
筆者は塩ビのワームを主に使用する。何より素材が溶けやすくセンシティブなので、手返し重視の釣りでは優先的に使いにくいのだ。しかし、サブやフォローとして、三種程度は必須だと思っている。まずデイゲーム向けのクリアカラーやマヅメの赤ラメ、そして夜光。これがあれば、ジグ単中心のライトゲームで攻められる幅がかなり広がる。
<井上海生/TSURINEWSライター>